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樹「本当ごめんA…。」
そう言いながら朝から私の部屋の隅で頭を抱え謝り続ける藤原樹氏。
昨日の晩、樹くんは飲んでフラフラで帰ってきて私の部屋に間違えて入ってきてしまったらしい。
そしてその後帰ってきた私が見つけ、起こすこともできずベッドの傍の床でずっと座ってうとうとしていた、ということである。
A「本当いいって気にしてないから、酔ってたならしょうがないって。私も鍵閉め忘れて家出ちゃってたぽいし…」
樹「いやこれがメンバーの部屋だったらまだしもAの部屋って……いや本当にごめん。」
A「おーよしよし、イケメンが項垂れてる記念写真撮っとこ。」
樹「いや撮らんでよ笑」
樹くんと私は同い歳だからか割と仲が良い。
私も樹くんも同じ年に二十歳になり、この間も二十歳組で飲みしたりもした。
樹「うーん、そろそろ行こうかな…うっ、」
ベッドから立ち上がろうとした樹くんの脚が縺れ、再びベッドに座り込んでしまう。
A「わ、危な、もうちょい休んできなよ、今お茶持ってくるから。」
ふらふらの樹くんを座らせ、冷蔵庫からお茶のペットボトルを持ってきて樹くんに手渡す。
A「はい、お茶。今日オフだからって昨日めちゃ飲んだんでしょ?」
樹「ん〜…反省しとるて。」
まだなんかぽけぽけして酔ってるな。
樹くんは酔ってる時と、眠くて仕方ない時に方言が出てしまうってメンバーの誰かに聞いたことある気がする。
樹「てか飲み直そ?」
A「え、樹くん死ぬでしょ?というかまだ昼だし。」
樹「昼間から飲むためのオフやけん、飲もうよー。」
そう言いすりすりと私に甘えてくる樹くんは猫みたいで不覚にも可愛かった。
そんな甘っちょろい私と樹くんは、お酒の買い出しに出かけたのであった。
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えそそ(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます!ゆーさんのお言葉を励みに頑張ります! (2022年10月28日 22時) (レス) id: 89e0966e13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 無理せず更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2022年10月27日 16時) (レス) @page46 id: 4cf41fec0c (このIDを非表示/違反報告)
Scarlet(プロフ) - つづきがぁぁぁぁぁ (2020年9月19日 1時) (レス) id: 0ed7b92c01 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 続きが気になります、、!!更新頑張ってください! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
S, - 続きが楽しみです!! (2020年1月3日 20時) (レス) id: 7f46cb8672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えそそ | 作成日時:2018年3月19日 17時