THE RAMPAGEの本質

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北人「お疲れ、様…あれ？どういう状況？」









ぽかんと突っ立っている北人くん。



なんかまたややこしいおかしな勘違いをしてる、絶対。


私は涙を引っ込めて思い切り目元を拭う。







A「あ、北人くん、あのね…その」





陸「北人、Aとキスしたんだって？」









私の言葉を遮るように陸くんが言う。

なんでそんなこと言うんだあぁぁ









北人「あー…すいません、…俺陸さんの気持ち知ってたのに、」









そう罰の悪そうな顔で目を背ける北人くんに陸くんが言った。






陸「…いや、俺の方こそ北人の気持ち知ってたから、何も言えないけど、…妬いた、普通に。」




北人「…すいません。」




A「私こそごめん、なさい。」








すると二人がこっちを向く。



思わず俯き、小さく声を出す。









A「もっと私しっかりしてたら、ちゃんと北人くんにもっといい方法で協力出来てたかもしれないし、さっきの陸くんとのこと、…誰かに見られたかもなんてことならなかったのに、私が全部悪いです、だから二人ともごめんなさい、」









恐る恐る目を上げる。




すると、









優しく二人の腕に包み込まれる。









陸「ねえ何でAが謝るの？何も悪いことしてないじゃん。」






北人「Aは俺にしっかり協力してくれようとしたんでしょ？何で謝るの。」









謝るのはこっちの方だよ、二人はそう言った。




こんなにも二人の腕は、優しかった。

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