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北人side
北人「えっちもさせてくれなきゃ、あの写真ばら撒くよ、って言ったら?」
Aの表情が少し歪む。
まあそんな風に言われちゃしょうがないよね。
A「いいですよ、ばら撒いても。」
は?
北人「は?…え」
A「説明します、ちゃんと。事情があったって、事実だから…信じてもらえないかもしれないけど、…だから簡単に北人くんとそんなことできない、」
…予想外の答え。
絶対被害者ヅラして「…したらばら撒かないって約束してもらえますか?」とでも言うと思った。
…はあ。
北人「…A。」
A「…はい。」
俺は不意にAを抱き締める。
A「えっ…北人く、」
北人「ごめん…脅したりして、本当バカだよ。…Aにキスしたいとか言うのが恥ずかしくて、あんなことするとか俺ダメすぎ。」
なんて、項垂れてAの首元に擦り寄ってみる。
するとAの手が優しく俺の頭に乗る。
A「…ううん、北人の本当の気持ち聞けてよかった。…今回は許すけど、この先絶対私にもそれ以外にもだよ、脅したりなんかしないでちゃんと素直にお願いすること。いい?ですか?」
北人「…はぁい。」
と言いつつもすりすりと俺はAの首元へ擦り寄る。
北人「…ん、A好き。」
A「…もう、からかわないで下さいよ。」
北人「…本当だよ。」
A「…え??」
北人「…俺だって好きな人以外とキスなんてしたくねーよ。普通に。」
A「…えっ、えぇ、待って…また騙されたの…。」
北人「いや、一回も何も騙してはいねーよ笑」
はあ、今日でなんかAの印象ガラッと変わったかも。
まあ好きなのは普通に好きだから事実として。
Aの動揺ぶりウケる。
北人「まあただ普通に好きって気持ちを伝えただけだから返事とかは求めてないから安心してよ。」
A「あっ、あぁ…いやもう逆に普通に好かれててよかったよ…嫌われるよりは…もうびびる。」
なんて。
Aは俺が今まで思ってたより良いヤツなのかもしれない。というか断定。
…さて、どうしようか。
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えそそ(プロフ) - ananakak1さん» コメントありがとうございます!遅くなってしまいましたが、次の物語を拓磨くんで行こうと思います!リクエストありがとうございました(^.^)! (2018年5月30日 3時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます!次回作に武知海青くんを起用することにしました(°▽°)!リクエストありがとうございます!これからもよろしくお願います! (2018年3月31日 19時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます!樹くんにさせて頂きました!これからもよろしくお願いします(^。^) (2018年3月19日 17時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
miyuchimika(プロフ) - 山彰さんお願いしても良いですか? (2018年3月16日 21時) (レス) id: 71423d4e69 (このIDを非表示/違反報告)
だんだん - 慎くんの別のバージョンが見たいです! (2018年3月13日 3時) (レス) id: 2991a2558c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えそそ | 作成日時:2018年2月11日 22時