THE RAMPAGEの本質

昂秀編 オマケ (北人side) ページ36

北人side







陸さんはAを連れて部屋を後にした。


昂秀の部屋には陸さんに分けを説明された俺と昂秀本人だけが残された。








何も言わず座り込む昂秀に俺は話しかける。







北人「…んでさ、昂秀、思ってたんだけどさ。お前やれれば誰でもよかったんじゃない？」






ぴくりと昂秀の肩が揺れる。図星か。








北人「な、やっぱり。たまたまばったり会ったからAにしよって思ったんでしょ？ 陸さん真面目で熱いから、そんな不純なこと言えなかったんだろ？」







すると昂秀が顔を上げる。







昂秀「…あれ、なんでわかったんすか北人さん。」





小さく肩揺らし昂秀が笑う。




いける。









北人「昂秀って男でもいーの？」



昂秀「別に性別気にしないんで。」









北人「…へえ、俺さネコなんだけど。どう？」







小さく舌舐りし昂秀を見る。







昂秀「…え、いいんすか？笑」









そう言いつつ昂秀は俺に擦り寄る。









北人「うん、おいで、昂秀。」









視界いっぱいに広がるこの男(昂秀)。









掛かった。









こいつが俺の今夜の獲物。

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