7 (陸side) ページ32
陸side
「じゃあ今日は絶対断りな?ちゃんと言わないと。Aが倒れちゃうよ?」
そう俺がAに言った日から数日経ったがAの様子がおかしい。
なにしてる時も心ここにあらずって感じで、少し隙ができるとすぐ携帯をチェックしてる。
どうしたんだろう…?
あの日から昂秀のこと全然聞けてないし、今2人だし聞いてみよう。
陸「…ねえA、大丈夫?」
A「ファっ、?!なにがですか?」
陸「いや最近ずっとボーッとしてるし、携帯ばっか気にしてるなって思って、…」
するとAがへらりと笑い口を開く。
A「なんか…気づいたんです最近、私昂秀くんと一緒じゃないと笑えないんだって。」
陸「え?」
いやいや何言ってんだよA、何を昂秀に吹き込まれたんだ。
A「あっ…あとよく携帯見てるのは、昂秀くんと約束したんです、返信はお互い必ず3分以内にしよって。」
陸「はあ?ちょっとA、お前昂秀にっ…、」
Aの肩を掴み無理矢理俺の方を向かせると、
明らかにやつれた顔、目に見えてわかる目の下の隈。
陸「ねえ、最近寝てる?寝てないでしょ?」
A「あ…寝ちゃったら昂秀くんと一緒の時間が減って、勿体ないと思って…、」
陸「お前っ…、」
ピロン
ラインの通知音だ。
A「あっ、昂秀くんからだ…」
Aは俺の腕を振り払い自分の携帯に飛びつく。
…話が通じない。
俺が、止めなきゃ。
俺は小さく舌打ちし、思わず部屋の椅子を蹴り飛ばした。
そんなことにも構わずAは昂秀への返信に没頭していた。
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えそそ(プロフ) - ananakak1さん» コメントありがとうございます!遅くなってしまいましたが、次の物語を拓磨くんで行こうと思います!リクエストありがとうございました(^.^)! (2018年5月30日 3時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます!次回作に武知海青くんを起用することにしました(°▽°)!リクエストありがとうございます!これからもよろしくお願います! (2018年3月31日 19時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます!樹くんにさせて頂きました!これからもよろしくお願いします(^。^) (2018年3月19日 17時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
miyuchimika(プロフ) - 山彰さんお願いしても良いですか? (2018年3月16日 21時) (レス) id: 71423d4e69 (このIDを非表示/違反報告)
だんだん - 慎くんの別のバージョンが見たいです! (2018年3月13日 3時) (レス) id: 2991a2558c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えそそ | 作成日時:2018年2月11日 22時