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昂秀くんの部屋の前。昂秀くんの名前を呼ぶ。
A「昂秀くーん、」
昂秀「あっAさん!」
昂秀くんが嬉しそうに扉から顔を出す。
クソ…言いにくい………
A「あー…あのさ、今日ね昂秀くんに言おうと思ったことあってね…、」
昂秀「ん?どうしたんすか?」
キョトンと首を傾げる昂秀くん。
言いにくすぎる…けど、私は言うんだ…!
A「あのね、…今日はね、ゲームいいや…というか当分…、私その、最近すごく寝不足で…ッ!!」
その瞬間思い切り昂秀くんに腕を引かれ強引に中に入れられる。
そしてソファへと放り出される。
A「…わっ…!」
え、何、なにこれ?
恐る恐る昂秀くんを見上げる。
昂秀「なんで、前みたいな追い詰められた顔してるんですか?」
A「え…?」
昂秀「俺ですか?俺がAさんをそんな顔にさせたんですか、ねえ、」
怖い。
そう言いながら表情を変えずに躙り寄る昂秀くん。
A「や…ちが…、違うくて…。」
昂秀「Aさん、俺と一緒いると笑ってくれるじゃないですか、俺Aさんの笑った顔が好きなんです。ね、笑ってくださいAさん。」
昂秀くんに頬に触れられ、顔が引き攣る。
引き攣る表情筋を必死に動かし笑みを浮かべる。
すると昂秀くんも嬉しそうに頬を緩める。
昂秀「やっぱりAさんは笑ったほうが可愛い。俺と一緒いる時が一番笑ってます、だからAさんには俺がいないと駄目です。」
そう言いきつく昂秀くんに抱き締められる。
…あれ、そうなのかな。私そんなに笑ってない?
確かに、陸くんや登坂さんに会うたび疲れてるって言われるし、きっと酷い顔してるんだろうないつも。
でも昂秀くんと遊ぶのは楽しくて、確かにいつも笑ってるかも。
あれ、私本当に昂秀くんいないとダメなのかな。
そうなのかな。
無意識に昂秀くんの背中に腕を回してしまう。
昂秀くんはずっと優しく私の背中を撫でてくれた。
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えそそ(プロフ) - ananakak1さん» コメントありがとうございます!遅くなってしまいましたが、次の物語を拓磨くんで行こうと思います!リクエストありがとうございました(^.^)! (2018年5月30日 3時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます!次回作に武知海青くんを起用することにしました(°▽°)!リクエストありがとうございます!これからもよろしくお願います! (2018年3月31日 19時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます!樹くんにさせて頂きました!これからもよろしくお願いします(^。^) (2018年3月19日 17時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
miyuchimika(プロフ) - 山彰さんお願いしても良いですか? (2018年3月16日 21時) (レス) id: 71423d4e69 (このIDを非表示/違反報告)
だんだん - 慎くんの別のバージョンが見たいです! (2018年3月13日 3時) (レス) id: 2991a2558c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えそそ | 作成日時:2018年2月11日 22時