4 ページ17
慎「まだ好きじゃなくてもぜんっぜん良いです。Aさんとお付き合い出来るなら…。本当に嬉しいです。」
慎「今日の夜、俺の部屋でゆっくり話しませんか?」
って慎くん、言ってたなぁ…。
結局あの後私は登坂さんの助言通り慎くんにまだ好きとは言えないが好きになる努力をするという旨を伝えて、付き合うことになった。
そして今私は慎くんの部屋の前にいる。
…はあ、よく分からんが憂鬱。
軽くコンコンと二回ノックをする。
慎「…はい、」
A「あ…慎くん、」
慎「ん、どうぞ。」
慎くんは私の姿を確認すると、ろくに目も合わせず部屋に上らせた。
慎くんの耳は真っ赤だった。
あれ…案外普通の子?
ストン、とお互いソファに座る。
少しの沈黙。
すると慎くんが口を開く。
慎「あの…Aさん」
A「なに?」
慎「Aさん大好きです。」
A「うん、ちゃんとわかってるよ。」
慎「俺、本当にAさんと付き合えて嬉しい、本当に本当に絶対今一番幸せです。」
そう言いつつ表情を緩ませる慎くんは少し可愛かった。
つられて私まで頬が緩む。
慎「…A、さん。」
A「ん?」
慎「…その、キス、してもいいですか?」
そう言いつつも自信なさげな目でチラチラと顔を見てくる慎くん。
…いやいやいやそんな目で見られたら誰も断れるわけないであろう…
A「…うん、いいよ。」
慎「! 本当ですか!」
嬉しそうに弾む慎くんの声とともに
私の頬に恐る恐る慎くんの手が添えられる。
慎「…わあ、本物の、Aさんだ……やっと、キスできるんだ…、」
そしてゆっくりと慎くんの唇が私の唇に重なる。
柔らかい。
A「ん…、慎く」
もう、その時には遅かった。
慎「好きですAさん。」
A「んッ?!…ッ、ッ!!!!」
慎くんに唇を塞がれたまま私は慎くんにきつく首を絞められていた私は力無くもがくことしかできなかった。
375人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えそそ(プロフ) - ananakak1さん» コメントありがとうございます!遅くなってしまいましたが、次の物語を拓磨くんで行こうと思います!リクエストありがとうございました(^.^)! (2018年5月30日 3時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます!次回作に武知海青くんを起用することにしました(°▽°)!リクエストありがとうございます!これからもよろしくお願います! (2018年3月31日 19時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます!樹くんにさせて頂きました!これからもよろしくお願いします(^。^) (2018年3月19日 17時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
miyuchimika(プロフ) - 山彰さんお願いしても良いですか? (2018年3月16日 21時) (レス) id: 71423d4e69 (このIDを非表示/違反報告)
だんだん - 慎くんの別のバージョンが見たいです! (2018年3月13日 3時) (レス) id: 2991a2558c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えそそ | 作成日時:2018年2月11日 22時