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エピローグ ページ10

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一か月後





あれから毎日のように居残り練、深夜練、早朝練をした。


そして無事ツアー初日を終了し、一か月振りに報告も兼ね、樹に会いに行くことにした。





きっと俺のことは忘れているだろうが、そんなことは関係無い。








ドアの前に立ち久々の感覚に一瞬緊張するもゆっくりとドアを右に引く。






そして久々に名を呼ぶ。







壱馬「樹、」







するとそこには、









ふにゃりと頬を緩める樹の姿。









樹「こんにちは」



俺も釣られて小さく笑う。



壱馬「こんにちは」


俺は俺のこと、今までの旨を樹に説明した。




樹は微笑みながら小さく頷く。



壱馬「それで、昨日ツアー初日だったんだ、ホールいっぱいにお客さんが来てくれて思わず見渡したよ。本当樹に見せてあげたか、…っ、」





ああ、絶対泣かないって決めて来たのに。

涙が溢れでて止まらず思わず顔を手で覆ってしまう。





樹「だ、大丈夫すか?」




樹の心配そうな声に止まらない涙を拭い顔を上げた。



壱馬「ごめん大丈夫…、え」



樹「…あれ?」




顔を上げると目一杯から涙を零す樹がいた。




樹「…分かんないけど嬉しくて涙止まんねえす、」





俺は思わず樹を抱きしめた。




壱馬「ごめん、樹、一人にして、ごめんな。」



すると樹は顔を上げ涙を溢しながら俺の頬に触れ、告げた。









樹「会いたかったんです、壱馬さん。
ずっと俺、言おうと思ってたんです。」









壱馬さんのことが、世界で一番好きです。









そう言った樹の表情はいつもの恥ずかしそうな笑顔だった。

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りさ - 悲しいです(T-T)もっと続きが見たかったです。また次の作品楽しみにしてますね。 (2018年2月16日 1時) (レス) id: 30b38fa8ac (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 返事ありがとうございます!次の作品楽しみにしてます(*´ω`*) (2018年2月11日 19時) (レス) id: 8796de3a35 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - 緋澄由雨さん» コメントありがとうございます!感動していただけて、泣いていただけて嬉しいです( ; ; )またすぐランページの小説書く予定なので是非よかったら見て下さい!(^-^) (2018年2月11日 19時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)
緋澄由雨 - うぅっ。。。めっちゃ感動しました。胸の奥がぎゅうってなりました。あ、涙腺の蛇口が壊れたみたいです(´;ω;`) (2018年2月11日 18時) (レス) id: c3cce4b862 (このIDを非表示/違反報告)
えそそ(プロフ) - 凜さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます( ; ; )またランペの小説書く予定なので是非ご覧下さい(^。^) (2018年2月11日 18時) (レス) id: a57ad43f87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えそそ | 作成日時:2018年2月10日 2時

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