世界だって変えてみせる

〜面白い情報の真実〜 ページ24

さて、江戸川少年を探しに行くか

条野『一階南口付近「？」江戸川少年の声がしました』

「！、この近くですね、ありがとうございます」

条野『いえいえ』

「そういえば、爆弾の方はどうですか？」

条野『嗚呼、どの爆弾にも数名監視がついているようです。生体信号と無線機を携帯して』

「そりゃあ豪勢な話だ。それで迂闊に手が出せないと」

条野『まあ、これくらいならばものの数にもなりませんが』

「(格好ええなぁ〜)あ、江戸川くん見つけました。ちょっと切りますね『え？ちょっと待ちなさい。なんで切るんで』ツー、ツー、ツー､､､ごめんなさい条野さん。」

着信はない。まぁそうか、あの人だったら電話なんて無くても会話が聞こえるだろうし。そして私は、気配を消して江戸川少年の背後に近付いた。耳元に口を寄せて小さく囁く

「貴方はどれくらい世界の役に立つでしょうか、“工藤さん”」

コナン「！！」

「しっ、静かに。貴方の質問には後で答えますから、今は爆弾の解除に協力して下さい」

コナン「爆弾！？と言うか工藤って！」

「静かにと言ったでしょう？この建物には13の高性能爆弾と無数の監視人が居ます。私は潜入捜査官です、とある組織の。今はこの情報で我慢して下さいね。協力してほしいのは貴方と宮野さんです。貴方達には爆弾の解除をして頂きたい」

コナン「灰原の事まで､､､」

工藤さんは目を見開いて此方を睨んだ。そうして暫く黙っていたが、決心が付くと判断は速く、

コナン「分かった、協力しよう。どうも俺たちに拒否権はねぇみたいだからな」

「ご理解して頂けて幸いです。これがその爆弾の位置を示した地図ですから、使って下さい」

コナン「なんで点字､､､？」

「兄さんの事を思い出してごらんなさい。「えっ！じゃああの人が爆弾の位置を？どうやって」質問は後で受け付けますから」

コナン「分かった、じゃあ「ちょっと待った、まだですよ。爆弾の解除には監視をしている奴らを遠ざけないとでしょう」え、どうやって？」

「勿論、武力でもって制圧します」

と云う訳で、先刻条野さんに話した作戦を彼に話した

コナン「そ、その作戦上手く行くの､､､？」

「勿論です。我々に失敗は許されませんから。それに兄さんさえ居れば、作戦は殆ど成功しています」

コナン「へえ、爆弾の位置を特定したりAさんにそんな事言わせたりするなんて、一体どんな人なの？あの採菊さんって」

「そうですねぇ､､､」

〜自己犠牲と心配〜→←〜先見の明と作戦〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す