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〜磯貝side〜


やっぱり無理してたのか。

トドメを刺す時も相当無理矢理筋肉使ってたみたいだったし…。


磯貝「くそっ」

片岡「今は仕方ない。劇は無事に終わったんだから。ほら、さっさと保健室まで運んであげなさい。」

磯貝「おう。悪いな。」

前原「あ、磯貝。俺も行くよ。」

磯貝「そうか。」


本当は2人きりが良かったんだけど…

仕方ないか。


磯貝「じゃあちょっと行ってくる。」

中村「変なことすんなよ前原〜!」

前原「しねえよ!」


ガララッ


磯貝「失礼します…って誰かいるわけねーか。」

前原「みんな教室にいるからな〜」


俺がベッドに桜木を寝かせると、前原が真剣な声音で話しかけてきた。


前原「なあ、磯貝。」


その瞳は今まで見たことがないくらい真っ直ぐに俺を捉えていて。

舞台が始まる直前の桜木と同じ目だった。


磯貝「なんだ?」

前原「本当は言わないつもりだったんだけど、やっぱり言っといたほうがいいと思ってな。」

磯貝「おう。」


なんだ?


前原「俺、Aちゃんが本気で好きだった。」

磯貝「えっ!?マ、マ、マジで!?」


全然気づかなかった…


前原「でもさ、お前ら見てて思ったんだ。俺が入る隙なんてないんだってな。」

磯貝「そんな…でも…。」

前原「いいんだ。俺の気持ちは一生伝えなくてさ。…ほら、桜木が待ってるぜ。呼びに行ってやれよ。」


それだけ言うと前原は保健室から出て行った。



〜前原side〜


結局諦めちまった。

磯貝が演劇始まる前に桜木を呼び止めなかったら、俺が告白するつもりだったのに。

まあこれも自分で選んだ道だしな。

ポロッ

あれ?なんで俺、泣いてんだ?


前原「うぅっぐずっ」


ああ、カッコ悪いな俺。

失恋した程度で泣くなんて。

俺が譲ってやったんだ。

あとは頑張れよ、磯貝。



〜磯貝side〜


前原が俺にチャンスをくれたんだ。


磯貝「桜木、桜木。早く起きろよ。劇は終わったぜ?」


まさか俺が耳元で囁くだけで目を覚ますとは思っていなかった。


貴方「うぅ…い、磯貝…くん?あれ?私なんでここに…?」

磯貝「覚えてないのか?桜木、劇が終わった直後に倒れたんだぜ?」

貴方「うっそ!重かったでしょ、本当にごめんなさい。私、いつも迷惑ばかりかけて…」

磯貝「気にすんなよ!…なあ、桜木って好きなやつとかいるのか?」

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なつき - 私もフ〇ッシュプリ〇ュアまで見てました。(*´∀`)♪ (2017年2月12日 23時) (レス) id: e3692fd1cd (このIDを非表示/違反報告)
レーカ(プロフ) - ハナちゃんさん» 芸能人の小説ですが、新しいシリーズの1作目として作ることにしました。オチの希望はありますか? (2016年1月19日 17時) (レス) id: ec7bc0fab5 (このIDを非表示/違反報告)
ハナちゃん - うん!おけです!頑張れ!!!!(≧∇≦) (2016年1月18日 17時) (レス) id: 7723a2efe7 (このIDを非表示/違反報告)
レーカ(プロフ) - ハナちゃんさん» 本当に申し訳ないのですが、YouTuberの時に歌い手ネタを出してしまい、思いつかないのです(゚o゚;; 芸能人、という設定でもよろしいでしょうか? (2016年1月18日 17時) (レス) id: ec7bc0fab5 (このIDを非表示/違反報告)
レーカ(プロフ) - ハナちゃんさん» わかりました!大怪盗の次あたりにでも足しますね! (2016年1月17日 23時) (レス) id: ec7bc0fab5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小エビ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinko04161/  
作成日時:2015年7月8日 20時

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