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｢おっはよーー！！！｣
｢ちょ、うるさ…｣
またしても乱暴に開けられた扉からは3年の男女が立っていた。
｢おはよーあるふぁ、クプラ｣
｢おっ、まーしぃおっはー！なになに？新入生？？｣
｢新入生の相川です！まふまふって呼んでください！｣
｢同じく新入生の坂田でっすっす！坂田でOKですよ！｣
ここで初めて他の新入生ふたりの名前を聞いた。
『あ、私は藤後Aです。よろしくお願いします』
｢おー女子いる。良かったねふぁっきゅん。
あ、オレは久留野。クプラって呼んで｣
ピンクボブの女子生徒の後ろから出てきたのは黒髪で細身の男子生徒。
『(塩顔だ)』
コミュ障っぽい顔してる(？)
｢私は有栖川！あるふぁとかふぁっきゅんって呼んでね！よろしくA！｣
握手を求められ、素直にその手を受け取る。
するとあるふぁ先輩は嬉しそうに微笑んだ。
顔がいい…
｢ねぇねぇ藤後さん｣
『Aでいいよ』
肩を叩いて話しかけてきたのは同じく新入生の相川さんだった。
｢じゃあ…A！｣
『うん。まふくん』
まふくんと呼ぶと、一瞬驚いたような顔をしたけれど、その後すぐに嬉しそうな顔になった。
｢Aはどうして夢丘に？｣
『…引っ越してきて、近くにある高校がここだったから…。こんなにレベルが高いなんて思ってなかったけど』
｢それでも合格できるって…A、頭いいんだね｣
『……そんなことない、と思う』
坂田さんはうらたん先輩や志麻先輩たちと話して盛り上がっているようだ。
共通の趣味でもあったのかな
｢緊張してる？｣
『えっ』
後ろ…私の視界に影ができた。
上をむくと金っぽい髪色のイケメンが立っていた。
その男子生徒はニコニコと笑って、私の返事を待っているようだった。
『…まぁ、今日から毎日一緒に生活する訳ですし…？』
｢だよねー｣
次は私たちの会話を聞いていたのか、紺色の髪色の男子生徒が前から歩み寄ってきた。
｢オレもそーだった。懐かしー
あ、オレは一ノ瀬。そらるって呼んで｣
｢オレは瑠衣。luzって呼んでね｣
『…今思ったんですが、皆さん独特なあだ名がついてますね』
｢まぁね。覚えやすいしあだ名の方が仲良くなれると思わない？｣
『…確かに』
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作者名：リサ | 作成日時：2018年12月15日 21時
