#103 ページ24
私は適当に歩いて、結局はいつもの木陰へと来ていた。
この木陰も、しばらく来てなかったからな……
木にもたれかかって考え事をする。
『……多分、あのまま行っても怖がられてたよね 』
お茶子や梅雨ちゃんはああ言ってくれたけど、きっと……
ここの木陰、眠くなるし、余計なこと考えちゃうからダメだ……
｢見つけた！｣
パタパタと人が走ってくる音がする。
2……いや、３〜４人
私が来た方向から人影が現れる。
『あ……切島』
切島に続いて、瀬呂くん、相澤先生、尾白くんが来た。
あ……やばい
相澤先生似合わせる顔がない。
ぱっと視線を下にむける。
『(相澤先生が怪我をしたかもしれない…少しでも傷をつけてしまっていたら……？)』
もしも相澤先生が、怪我をしていたらという不安がこみあげてきた。
｢おい彩葉！大丈夫か？体調悪いのか？｣
横にしゃがんで話しかけてきてくれる瀬呂くん。
顔を覗き込まれて瀬呂くんと目を合わせると、瀬呂くんはぎょっとしたような顔になった。
｢やべぇ！顔が真っ青だ！｣
｢やっぱり体調良くないのかな…｣
またみんなを心配させてしまう……
でも、どうやって誤魔化せば…
『だ…大丈夫だよ。別に体調が悪いわけじゃないよ…』
｢お前ら。すまんが、先に教室に戻って報告してくれないか｣
相澤先生が3人を促す。
その次にパタパタと言う音が遠ざかっていく。
相澤先生が横にいることは知っていた。
しばらくの沈黙が続く。
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マッキー(プロフ) - 続きが気になります！更新待ってます (2019年11月29日 22時) (
レス) id: c3dba65f60 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - ノエルさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: bb59fb016a (このIDを非表示/違反報告)
ノエル - ついにパート３まで来たんですね！１からずっと読んでます。パート３でも頑張ってください！ (2018年10月2日 20時) (レス) id: 733534814b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リサ x他1人 | 作成日時：2018年10月2日 19時
