【ヒロアカ】トリップ少女は推しに会いたい。 (ページ3)

今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:71,467 hit

#2 ページ3

私はアニ〇イトに行き、事前に調べておいた数量限定のグッズを無事に買えて、

るんるん気分で自宅へと足を運んだ。

『はぁ〜〜幸せ〜。幸せすぎて死にそう……』

その瞬間、歩道に突っ込んで来たトラックに撥ねられた。

『(あー、やっべ、意識飛ぶ……)』

そんな呑気なことを考えてる間にも、人々の声は遠ざかっていく。

＿＿＿＿本当に死ぬとか、聞いてないって…。

『うーん、私って死んだんだよね…？？』

こんな意味不明なことを言いたくなるくらいには、

今の状況が意味不明だった。

『なーに、この真っ白な世界…。よくアニメとか漫画とかで見る死後の世界ってやつ〜？？』

有り得ない事が起きてるな〜位の考えだった。

『おーーーい、誰かーーー』

ダメ元で叫んでみたが、返答はなし。

まぁ、当たり前＿＿＿＿
｢はぁ〜い！！｣

『……は？』

｢え？今呼んだの君じゃないの？｣

いや、確かに｢だれか｣とは叫んだけど……

『本当に出てくるとは思わないじゃん……。てかアンタだれ……』

｢ん、僕？？僕はね〜、神様だよ！｣

あーはいはいそうですか、と流そうとしたけど

神様なんて言われたら……ねぇ？
ちょっと気になるじゃん？？？

『神様ァ……？？』

｢そう！この世界は生死の狭間。リアルの君は、さっきの事故で昏睡状態さ！｣

そんな怖いことを笑顔で軽々と言わないでくれ……！

『え、じゃあ私どうなるの？？目ェ覚ますか、死ぬまでずっとここ？？？え、つまんな！！！！』

｢思ったことをそのまま吐き出すタイプなんだね、君は……。

っと、とにかく！そう！つまらないと、思うから……君の生死がハッキリするまでは

＿＿＿＿違う世界にいてもらうよ。｣

ほう、違う世界か……。

『それって、私が行きたいとこ決めていい感じ？』

｢え？あぁ、行きたいところがあるなら、いいよ！｣
『ヒロアカで』

｢即答かよ｣と苦笑いされたけどまぁいい。
見なかったことにしておこう。

｢ヒロアカの世界……うん、OK！じゃあその世界に君を飛ばすから、ちょっと目を閉じててくれる？｣

あ、行けるんだ。

2次元OKなんだね……。
っていっても神様がいる時点でほぼ2次元か…。

『ん、これでいい？』

｢OK！じゃあいくよ＿＿＿＿＿！！｣