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#11 ページ12
こうして個性把握テストの全種目が終わった。
｢んじゃ、パパッと結果発表。
トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。
ちなみに除籍はウソな｣
みんなが｢ええぇぇぇ｣と驚いている間、私はほっとしていた。
『(よかった、最下位じゃない。
めっちゃギリギリだけど……！)』
自分の順位は最下位から2番目のところだった。
除籍処分という嘘をついたのは、
｢君らの最大限を引き出す合理的虚偽｣
らしい。
その時にした顔が……っ！！
そのニヤッとした顔はっっっっ！
『反則だァ……！』
｢これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通しとけ。
緑谷、リカバリーガールのとこ行って治してもらえ。
明日からもっと過酷な試練の目白押しだ｣
そうして、私とお茶子も教室に戻ろうとした時
相澤先生に腕を掴まれた。
｢彩葉。お前はこの後職員室へ来い。
いいな？｣
『は……はい……』
｢どうしたん？｣
『なんでもないよ！』
今の私は、職員室に呼ばれた意味を考えるよりも
｢相澤先生に名前呼んでもらえた｣
｢腕を掴まれた｣
その事で頭がいっぱいだった。
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お嬢(プロフ) - はじめまして。ちょっと気になったことがあったのでコメントしました。トップの｢事故を気に｣とありますが｢事故を機に｣ではないでしょうか?? (2018年9月2日 5時) (
レス) id: 4d5a47b9f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リサ | 作成日時：2018年8月18日 6時
