#10 ページ12
思わず部屋から逃げてきてしまった。
ああいう雰囲気は……苦手だ。
和気あいあいとした空気……。
そういう空気を、あまり体験したことがない。
いつも私だけ置いていかれて……
『やっぱり、ダメだな……。』
｢あ、の……｣
後ろから、話しかけるような声が聞こえた。
その声の方向に顔を向けると、雄英の制服を着た男子生徒がいた。
『……あなた、相澤さんのクラスの……？』
｢は、はい。｣
どうしてここに……。
｢あの、相澤先生に…様子を見てきてくれって言われて。｣
『あ、そうだったの…。全く、心配性にも程があると思うんだけど……あ、隣座っていいよ』
｢ありがとうございます…！｣と言って少しオドオドしながらも隣に座った。
……女の子と喋ることになれてないんだな……。
｢あの｣
『あの』
……。
二人とも同時に喋り出すという……
こういう時ってどうすれば……
『さ、先に、いいよ！』
｢え、あ、はい！｣
男子生徒は、返事をしたらすぐに鞄の中からメモ帳を取り出し、あるページを開いた。
｢あ、あの時も……焦っていてあまり見てなかったし……
今も顔が包帯だらけで本当かどうかは……わからないけど。｣
そう言って、目を輝かせながらこちらを向いた。
｢……プロヒーローの、リサ……ですか？｣
男子生徒は、真っ直ぐに私の目を見ている。
『えぇっと……まぁ、そうだね…』
男子生徒は、パァっと顔を明るくした。
＿＿見るからに周りに花びらが舞っている…
｢や、やっぱり！個性とか、戦い方を見た時に思ってたんだ！｣
『私の事、知ってるんだね……』
｢そりゃそうですよ！！あのオールマイトと共に戦ったことがある人物！個性を2つ持っていると噂になったこともあったけど、その噂はまだ明らかになっていない…！まだ高校生なのに、大人と互角に戦うプロヒーロー！！それに……｣
ブツブツと私について話している。
さっきまでオドオドしてたとは思い難い程、早口過ぎる……
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←#9 出久side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mae:(プロフ) - 、さん» よく分からなかったのですが、一応色々いじってみました。外せてるでしょうか？ (2018年8月15日 23時) (
レス) id: bb59fb016a (このIDを非表示/違反報告)
Mae:(プロフ) - ストーミーさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2018年8月15日 23時) (レス) id: bb59fb016a (このIDを非表示/違反報告)
Mae:(プロフ) - 、さん» すみません、忘れてました！！今すぐ直してきますね！！ (2018年8月15日 23時) (レス) id: bb59fb016a (このIDを非表示/違反報告)
ストーミー(プロフ) - とっても素敵な夢小説ですね！頑張ってください！応援してます！ (2018年8月15日 19時) (レス) id: 235aa21192 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月15日 18時) (レス) id: d871376a96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mae: | 作成日時：2018年8月15日 17時
