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第5話 ページ6

Aside



赤井「これを着ろ」


ドアの隙間からなるべくこちらを見ないようにして服を差し出す赤井さんを見てイタズラ心が湧いてくる


A『赤井さーん、自分の影に悪戯されて動けない〜w』


赤井「はぁ?って嘘をつくな!これを着ろ!!」


勢いよく扉を開けた赤井さんに一瞬で嘘だとバレて服を投げつけられる



A『アハハ!!ごめんごめん〜、服借りるね〜』


ふむ、スウェットが大きすぎる


そもそも同級生の中で一番小さい私には180cmくらいある大男の服はデカすぎる


上だけを着ても太ももまで隠れるしいいか〜と諦めて赤井さんを探す


色んな部屋を開けてみたが赤井さんが居ない


A『赤井さーん!どこ〜?』


ガチャ


赤井「すまない、ここだ」


出てきたのはトイレ


A『いた〜!服ありがと〜』


ぎゅっと抱きつけば離れろと怒られる


赤井「スウェットは大きすぎたか」

A『バカ殿の松の廊下ぐらい引き摺っちゃうし捲ってもずり落ちてくるしで諦めた!』


赤井「バカ殿って…君の世代のものじゃないだろ」

A『子供の時、お正月に総集編みたいなのあったよ?』


赤井「そうか、俺はこれから仕事だから先に寝てろ」


A『アメリカ人って家に仕事を持って帰らないって聞いたよ〜?』


今日はゆっくりしようよ〜と服を引っ張ると案外甘えられるのに弱いのかヒョイと持ち上げられて連れて行かれた




A『何で書斎なの〜?わ!ホームズいっぱいある〜!!』

赤井「君もシャーロキアンか?」


A『うんん!名前しか知らなーい

興味はあるんだけどね〜』


赤井「俺の邪魔をしないというのならホームズの本でも読んでろ」


A『え〜仕事するんだ、むぅ

影縫いー!』



赤井「は!?やめろ!」


「影縫い」は私の影を使って相手の身体を縛る術だよ


持ち上げることも出来るけど仕事熱心な赤井さんは床に擦られて温まれば寝るでしょう♪



A『♪〜〜♪♪〜〜』

赤井「おい!離せ!!」



A『ワーカーホリックはダメだよ〜、寝た方が効率がいいって聞いたし〜』


赤井「分かったから、ったく何で俺がこんなガキの…いだだだだ!」


A『あーごめーん!ガキって言われると怒るらしいの〜』←


赤井「知るか、とにかく離せ。部屋を知らんだろう」


それもそうか!と気付いて赤井さんを解放すると一瞬で抱き上げられて寝室に連れていかれる


デジャヴ〜


仕事に戻ろうとする赤井さんを強制睡眠した

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作者名:小鳥遊奏斗 | 作成日時:2019年7月13日 11時

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