【名探偵】ヒヨコに恋をする【コナン】 (ページ29)

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28話ページ29

Aside

キャスバルは確かに言った、スコッチが助かったって

A『それって私が影をズラして戻した夢？』

沖矢｢そうだ

はっきり言って夢を覚えてる体質ではないが、これは忘れられなくてな｣

A『昨日、家出してから風見さんに拾われて、それでよく分かんないけど過去に落ちたの。そこで風見さんと協力して諸伏さんを助けたんだと思うの！』

沖矢｢過去に落ちた？｣

A『影が私と風見さんをわーーって包み込んだと思ったら落ちてた～』

沖矢｢なるほど、よく分からん。が、スコッチを助けられたのは本当なんだな？｣

A『うん。コッチに連れてきちゃった』

沖矢｢ならFBIで保護しよう。電話とかできるか？｣

A『うん！今日の送ってもらった時に交換した！』

早速、諸伏さんに電話をかけて見るとあっさりと繋がった

どうやら盗一さんのところで偽の戸籍を作って番号はそのまま新しくスマホを買ったらしい

テレビ電話にして昴の顔を写す

沖矢・諸伏｢｢誰？｣｣←

A『こちら変装した赤井さんでーす。降谷さん？には黙っててね～

で、ここに映ってるのが変装したスコッチさん基、諸伏景光さん』

2人は10分程度で会話を済ませて今後の方針をしっかり決めていた

諸伏さんはFBIで保護することになって、赤井さんの協力者となるらしい

諸伏｢お前に協力するのはAちゃんの安全のためだからな！組織の事が片付いたら違法捜査でしょっぴく｣

沖矢｢分かっている。そのうち申請書類を持って公安に訪れるとしよう

それと、Aは渡さん｣

A『私は昴の所有物じゃありません～！諸伏さん、またね～』

諸伏｢おう、すぐに会えるけど元気にしてるんだよAちゃん♡｣

A『は～い』

自慢の猫目をこれでもかとニッコリさせて笑う諸伏さんを見届けて電話を切ると、何故か神妙な顔つきをしたキャスバル兄さんが目の前にぬらりと出てくる

沖矢｢君は誰彼構わず魅了していくな…｣

A『よく分かんないけど、早く帰ってくれない？』

沖矢｢冷たい君も愛している。今日はこちらに帰ってくると、この惨めな男に約束してくれるか？｣

A『スルメ』

沖矢｢沢山買っておこう｣

立ち上がったキャスバルにふわりと抱きしめられて気付く

親指は？

沖矢｢俺はFBIだ、このくらい朝飯前さ｣

A『違うっしょ～…』

何だかんだ言ってスペック高いもんね、この人…

ため息を吐いて、正門まで送ってあげた