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24話 ページ25

Aside




ジリリリリリリリ

バシンッ

ベキッ



風見「あー!俺の目覚まし時計!!」


A『ん…、おはよ…』

諸伏「おはよ、Aちゃん♪」


目を覚ますと諸伏さんが目の前にいた
もう一度言う、諸伏さんが目の前にいた


A『!!!っきゃーーー!!!!』


自分でも驚くほど大きな声が出たし、本能的にアブナイと判断して影で無意識に諸伏さんの意識を刈り取った


風見「A!」


突然現れた部屋着の風見さんにも驚いて諸伏さんをぶつけた









諸伏「お騒がせして申し訳ないです…もう二度としません」


ボコボコにされた諸伏さんとボコボコにした風見さんと私で食卓を囲む


A『発言の前には「願います」じゃないの?』←


風見「ぶふぉwww」


諸伏「願います!」

A『許可〜』


諸伏「抱きしめてもいいですか!」

A『え、無理』


風見「すまん、俺はそろそろ出る、フフッ」


A『行ってらっしゃ〜い』


諸伏「Aちゃんが影で壊した時計には一切触れなかったなアイツ」

A『いつまでご飯食べてるの?それでよく公安が勤まるな』←


諸伏「え、ゼロそっくり過ぎて辛いんだけど?ねぇ?」


A『あ、盗一さんに電話しなきゃ』



実は影○○まれた記念すべき1回目は黒羽盗一さんという世界的マジシャンが殺されそうになった時だ


偶然なのか何なのか分からないが、あまりの恐怖に手が届いた男の人を引っ掴んでまた暗闇の中を落ちていた


その掴んだ人というのが盗一さんだったのだ

その日から彼は自分の息子にも黙ってしがない酒屋のおっちゃんに化けているらしい



閑話休題

スマホを取り出して盗一さんに電話をかける


A『もしも〜し、久しぶり〜』

盗一[久しぶりだねAちゃん。どうしたんだい]


A『盗一さんみたいに助けちゃった人がいてね〜?どうしようか考えてるんだけどよく分かんない!アハハ』

盗一[Aちゃんなら助けられた時にどうしたい?]

A『お礼したい!』


盗一[うーん、そうではなくて。命を狙われていたのであれば変装して生きるとか、違うのならそのままの姿でとか]


A『この人本当は死んでるはずらしいから変装一択〜!!』


盗一[狙われていたんだね、分かった。そこに行こう]


A『盗一さんありがと〜』



A『盗一さんが来てくれるって〜』

諸伏「トウイチサン!?黒羽盗一!!?」



叫ぶ諸伏さんを放置して盗一さんを待つ

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作者名:小鳥遊奏斗 | 作成日時:2019年7月13日 11時

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