【名探偵】ヒヨコに恋をする【コナン】 (ページ24)

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23話ページ24

諸伏side

自決を覚悟して廃ビルに逃げ込んだのだが、先客がいたようで気付けば臨死体験をしていたし気付けば生き返っていて暗闇の中を落ちている

諸伏｢ちょ！どうなってんの！！ゆるふわちゃん！｣

『ひょあーーーーー！！！！諸伏さん！多分このまま落ちてれば大丈夫です～！！』

ドサリと音を立てて落ちた先はマンションだろうか、誰かの家のようだった

風見｢っは！あ～～～帰って来れたけどなんか降谷さん申し訳ありません！マジで！ほんと、申し訳ありません！諸伏は生きておりますのでー！！｣←

A『風見さん、降谷さん居ないよ？』

風見｢大人には逆らえない縦社会というものがあってな…報告書に書けない顛末を簡潔に謝っているだけだ｣←

A『諸伏さん！ここ風見さんのお家～！』

諸伏｢風見、の？てか俺死んでないんだ…あ、携帯壊れてる…｣

A『風見さん、迷惑かけてごめんなさい。ちゃんと説明するね…？』

神城Aと名乗る少女はここが数年後の未来である事、本当は俺は死んでいた人物である事、Aの力を分かりやすく説明してくれた

諸伏｢あー、だからこんなに一気に年取ったんだな
うっわ勿体ねー！｣

A『そんなに変わんないよ？』

風見｢羨ましいぐらい変わってないぞ｣

諸伏｢それは降谷みたいで嫌だな、ダンディになりたい｣

A『可愛い顔して何言ってんの～、あ、お腹空いた…眠、い…』

フラリと体を傾けさせて倒れるAちゃんを支えて、ソファに寝かせてあげる

諸伏｢さて、大人の時間だ｣

風見｢あぁ、彼女が言っていた事は全て真実だ。俺も調べあげた事だし、厄介な力も体験したしな｣

諸伏｢だろうな、嘘をつく人間には見えない｣

風見｢学校では｢ヒヨコ｣というあだ名がつけられるほど純粋だ｣

諸伏｢へぇ～、可愛いな、Aちゃん。命を助けられたんだもんな、惚れそう｣

風見｢俺もこの子は好きだが、どちらかと言うと守ってあげたい。庇護欲の方が強いしお前も絶対にそうなる｣

諸伏｢魔性の女ってやつ？いや、違うか｣

風見｢この事件は俺の一存では決めかねる、俺は何も見ていない。変装なり何なりして生き延びてくれ｣

A『と、ぃち…さ』

諸伏｢この借りはトイチで貸すって事か？｣

10日で1割とはまた手厳しいな

風見｢とりあえず今日はここで寝てくれ｣

適当に返事をして服とシャワーを借りて、その日は寝る事にした