【名探偵】ヒヨコに恋をする【コナン】 (ページ11)

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第10話ページ11

沖矢side

Aが少し恐ろしくなったが、俺たちを信頼して話してくれたのかと思うと嬉しくなる

沖矢｢A、おいで｣

両手を広げてAを受け止め抱きしめてやると猫のように頭を擦り付けてくる

コナン｢赤井さんベタ惚れだね、Aさん！僕もー！｣

A『かわいい～！』

ボウヤも両手を広げてAを呼ぶとすぐにボウヤの方に行ってしまった

少しドヤ顔のボウヤを見て嫉妬する

ん？嫉妬？？

気づいてしまったものは仕方ないが、さすがに無理だろう

歳が離れすぎている

沖矢｢はぁ…｣

コナン｢Aさんいい匂い～！｣

A『アハハハ！擽ったいよ～』

おいボウヤ！Aの胸に顔を埋めるな！！

俺だってまだなんだぞ！

A『ほーら高い高ーい！』

コナン｢これが影縫い？すごーい！｣

ガキのフリしてんじゃねぇと思うが、見た目は完全に子供だし俺は知らないフリをしていなければ
必死なボウヤに申し訳ない

沖矢｢A…｣

A『なぁに～？コナン君の影さんさっきと全然違う～可愛い～！』

ボウヤに夢中になっているAに少しイライラする

いかん、俺が大人にならなければ

ボウヤと楽しそうに影で遊ぶAを見るも嫉妬ばかり先行して気が狂いそうになる

コナン｢朝日さんが言ってた｢魔性の女｣の意味がわかったよ！

赤井さん！やばいねコレ！！｣←

ボウヤも気付いたか

A本人は気付いてないようだが、人を惹き付ける魅力が凄いのだ

かく言う俺も魅了された男の1人だ

A『この前、後輩の女の子に好きって言われたけど、魔性の女じゃないって～！
みんな好きだったら相手に好きって言うでしょ？』

頼む、自分の魅力に気付かないでくれ

いや気付いてもいいがコントロールしてくれ…！

沖矢｢はぁ…｣

何度目のため息だろうか、止まらないため息にまたため息をつく

A『赤井さんそんなにため息ついてどうしたの？』

沖矢｢何でもない…何でもないさ…

だが、魅了する相手は選んだ方がいいぞ

厄介なヤツらに目を付けられて困るのはAだ｣

A『魅了って何～！そんなのしてないし～！！

イーーだ！』

沖矢｢ではこちらも本気を出すからな。後悔するなよ｣

A『私が私に生まれたことを後悔してるからもう何も後悔しませーん！』

コナン｢その技も大変なんだね、持ってるだけで狙われたりするんでしょ？｣

A『そだよ～！だからあまり他人には言わないの～』