第1話 ページ2
Aside
こんにちは〜、Aで〜す
何かよく分からないけど大学生に拾われました〜
誘拐かな？
？｢で、Aちゃんは何故あんな所に居たんですか？｣
A『え〜、お兄さんだぁれ？』
？｢先程も言いましたが、沖矢昴です｣
A『言ったっけ？おうち帰ってスルメ食べた〜い』
沖矢｢す、スルメ！？｣
A『美味しいよ〜？あ、お兄さん私のこと誘拐してるの？』
沖矢｢はぁ…誘拐じゃありませんよ
路地裏で子猫のように寝ていた貴女を家まで送っているだけです｣
A『んぇ？あ、ほんとだ！お家〜！！』
沖矢さんって優しい人なのね〜
沖矢｢そっちはここらで有名な屋敷ですよ！コッチでしょう？｣
A『ん？こっちで合ってるよ？私、神城 Aだもん
ほら、表札』
パパ｢おぉ、A。おかえり！
この男は？｣
A『パパ！ただいま〜
沖矢さん何で私に着いてきてたんだっけ』
沖矢｢申し遅れました。沖矢昴と申します
路地裏で寝ていた彼女を家まで送ってきただけです
何せ米花町は危険ですから、中学生の女の子が夜1人で歩いていい事なんてありませんし｣
パパ｢ママー！！Aが彼氏連れてきたぞ！これで何人目だ！！！｣
ママ｢あらぁ〜こんばんは。どうぞ上がって上がって｣
沖矢｢あ、いや…｣
A『お礼もしたいから上がって〜、あと私は高校生だよ！』
沖矢｢…では、お邪魔します｣
A『ママー！今日のご飯なに？』
ママ｢今日は質素にと思ってフレンチを頼んだわよ〜ウフフフ
Aちゃんったらすぐにイケメンさん連れてくるんだからママビックリしちゃう｣
ママはいつものマイペースで直ぐにどこかに行ってしまった
沖矢｢あの、彼氏では…｣
A『彼氏ってことにしとかないとパパにしばかれちゃうよ？
ヒョロヒョロだし私にも負けるんじゃない〜？』
沖矢｢はぁ？｣
パパ｢A〜！洋室に準備してもらってるからおいで〜！｣
パパが大声で私を呼んでいるので沖矢さんを連れて洋室に向かう
見た目が日本庭園のような感じなのに、中に洋室もしっかりあるから車に乗ってご飯食べに行かなくていいし、便利〜
A『いただきまーす！うーん美味しい〜！！』
パパ｢で、沖矢くん。どこまで行ったんだい？｣
ママ｢やだパパったら〜お食事中ですよ？｣
沖矢｢え、えーと…｣
A『お手手繋いだ！』
パパ｢(ｶﾞｸｯ)｣
ママ｢あらあら、微笑ましいわね〜｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小鳥遊奏斗 | 作成日時：2019年7月13日 11時
