伏黒恵の姉。

中学生編15 誕生日 ページ21

ー優side


もうすぐクリスマス。街の中はイルミネーションで煌めいてる。そしてそれと同時にやってくるのは恵の誕生日。今日は恵の誕生日プレゼントを買いに来ている。
因みに去年はシャーペンを渡した。今も使ってくれてる。今年はどんなのにしよっかな〜。


優(あ、いいのみーつけた。)


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12月22日。恵の誕生日当日。学校帰りにビターチョコケーキを2人分買って家に帰る。


優｢ただいま。｣


家に帰るも誰もいないようだ。丁度いい。その間にご飯を作ろう。いつもより少し豪華にして恵が好きな物を沢山作る。


恵｢ただいま。｣

優｢おかえり恵。｣


丁度作り終わった時に帰ってきた。


優｢ご飯出来てるよ。ケーキもあるから一緒に食べよ。｣

恵｢あぁ。｣


少し恵の口角が上がってるのが分かる。それを見て顔には出さないものの内心少し嬉しい自分がいる。

それから2人で作ったご飯を食べて恵が｢美味しい｣って言って食べてくれた。そして冷蔵庫からケーキを取り出し皿に乗せて持ってくる。それと、誕生日プレゼントも忘れずに。


優｢恵、ハッピーバースデー。｣


そう言ってプレゼントを渡す。


恵｢ありがとう。開けていいか？｣

優｢いいよ〜。｣

恵｢…腕時計か。大事に使う。｣

優｢うん。｣


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


優｢誰だろ。ちょっと出てくる。｣


こんな時に誰だよと思いながら玄関に行きドアを開ける。そしたら、


五条｢やっほー！恵の誕生日プレゼント持ってきたよー！｣


悟がいた。プレゼント付きで。(因みに中身はマフラーだった。)とりあえず悟を中に入れると、ケーキを見て｢僕のは？｣って聞いてきたから｢無い｣って答えた。
来るなら言ってよ。そしたら悟の金でもう少しいいケーキ買えたのに。


五条｢お、その腕時計、優からのプレゼント？｣

優｢そうだけど。｣

五条｢へぇ。…それって意味分かってて渡した？｣

優｢…さぁね。｣









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腕時計をプレゼントする意味

｢同じ時間を共有したい｣

｢これからもあなたに活躍してほしい｣

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