男性恐怖症3【ハイキュー！！】

恐怖症89 ページ21

『暑い.....!!』

夏はなぜこんなにも暑いのか

昨日電話で研磨とこれについて議論したら“夏だから”という結論に至った

夏休みも始まり早数日

するとスマホの着信音が鳴り響いた

画面の文字は“忠くん”

『もしもし?』

山口「あ!Aちゃん?俺忠だけど」

終業式以来の声だ

『お久しぶり...ってあれ?練習は?』


確かこの日は練習があったはず


山口「実は業者さんが入っちゃって今日は練習中止なんだよね」

『そっか、大変だね』


何でも屋根裏の補強とかなんとか

でもなぜ私に電話なんか


山口「だからさ、その、もし今日大丈夫なら合宿の時の約束を...と」

『え...!』

山口「まさか!!忘れてた!?」

『いや、忘れてはなかったけど...いいの?せっかくのオフだよ?』


運動部のオフはかなり貴重と聞く

しかもバレー部は近々合宿もある上大会もあると聞いたのであまりゆっくりできないはず

そんな貴重な時間を私なんかと一緒に過ごしていいのだろうか


山口「オフだから...Aちゃんと過ごしたかったんだけどなぁ...ダメ?」

『ダメジャナイデス』

山口「良かった!一応男が少ないところに行こうと思うんだけど無理だったら言ってね」

『...ありがとう』

山口「ううん、俺が行きたいからだから...じゃ、迎え行くね!」

『分かった!』



通話を終え鏡を見ると

寝間着のままのボサボサ頭の自分がいた

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