ファン第零号×３ ページ48
しかしフロイドの抱き締めタイムも
昼休みに終わりを告げた
私がそろそろやめるように言ったのではなく
ジェイドがやめさせるように誘導したのだ
ジェイド「フロイドがAさんのファン第零号ですか…
それなら僕もファン第零号になりますね」
フロイド「は？なんで？」
私もフロイドも何故か分からず
お互いに目を合わせては首を傾げる
するとジェイドは悪い笑みで真相を伝えた
ジェイド「実はAさんと食堂で会う前、
夜の散歩で歌を聴いたんですよ。お揃いですねフロイド」
フロイド「は〜〜！？じゃあ零号はジェイドじゃん！ずっり〜！！」
萎えた〜といった感じにフロイドから解放され
より昼食が食べやすくなる
拗ねたフロイドに楽しそうなジェイド…
そんなふたりの姿は見ているだけで微笑ましくて
ついつい頬が緩んでしまう
アズール「あなた…笑ってます？」
『え〜？』
フロイド「ちょっとぉ、なに笑ってんのクマノミちゃん〜〜」
『んへへ〜
拗ねる彼に頬を引っ張られるも
ケラケラと笑いながら謝ると、三人一緒に顔を隠した
キミら仲良しだねホント
『急に照れるねキミら』
「「「うるさい/です」」」
これはかなりの重症だなあ〜
……どうしたものか…
私はこの三人からひとりを選べるだろうか
三人を引き裂いて、私だけが独占するなど
そもそも私は…
アズール「というか、僕はファン第何号ですか」
『え？ん〜…零号が三人いても私は良いと思うが？』
フロイド「え〜？それなんか変じゃぁん」
不服だと顔に書いたように不機嫌なフロイドの為に
しばらく頭を悩ませ、パッと思いついたのを提案してみた
『じゃあ、フロイドは歌うきっかけをくれた零号で
ジェイドは歌を聴いた零号、アズールは歌を広めた零号…はダメか？』
おそるおそる聞いてみると
彼らはしばらくポカンとして、
仕方ないなあというように微笑まれた
ジェイド「Aさん…あなたって人は頭が柔らかいですねぇ」
アズール「いいと思いますよ！えぇ！事実ですから！」
フロイド「オレがきっかけかぁ〜いいよぉ、許してあげる〜」
どうやらお許しくださるようだ
あぁなんて優しいのだろう
これだから私は三人とも好きなんだ
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» ┏○"ありがとうございます！ありがとうございます！！最新話への感想もまた丁寧に細かく…！(｀；ω；´)今後もお楽しみくださいませ！ (2020年6月30日 8時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - コメント失礼します、魔法石を守るモンスターに攻撃では、なく話し合いで解決しようとする優しい姿勢、とても素敵で尊敬しました。読みやすく展開も想定が出来なくて続き気になりワクワクします、改めて此の真鏡の瞳という作品が大好きです！すごく面白かったですm(__)m (2020年6月29日 21時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さんとてもご丁寧にありがとうございます…！！さらに数々の光栄なお言葉、飽き性でも頑張れますありがとうございます…！！ (2020年6月28日 3時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま初めまして真鏡の瞳、設定と物語が素敵で惹き込まれて一気に読んでしまいました大好きです！応援していますm(__)m (2020年6月27日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年6月2日 21時
