ついにデビュー！ ページ46
翌日の朝。
パーティでの余韻が消えないまま
アズールのモーニングサービスを受ける
……うん、もう私を舐める奴は居ないのに
こうしてやってくるのは…まあ、
私にとっても有難いので何も言わないでおく
私はマニキュアを塗りながら、
アズールに優しい手つきで髪を梳かれる
アズール「前に来た時も思いましたが、
あなた全身手入れを欠かしませんね」
『まあ、しなかったら怒られるからな』
アズール「はい？誰にです？」
『そりゃ両親、に…』
あぁそうだった。
…両親、か
アズール「でしたら僕の為に手入れをしてください
いきなり髪などがパサパサになっては僕の手も疲れますから」
上から目線だが意識を逸らすように話す彼に
思わずキョトンとしたが、すぐ頬が緩んだ
嬉しいように、分かったよと返事した
その後、あぁそれと。と言葉を繋ぎ
私の横に出された手の上には見慣れた機械が
アズール「約束していたスマホです」
『すっスマホ〜！！
た、高かっただろ！？いくらだった！？』
アズール「面白いくらいに興奮してますね、お金は払ってませんよ」
…ちょっと何言ってるか分からないな
全くもってその意味が分からず、
クスクスと笑うアズールに首を傾げる
アズール「と、とにかくそこにあるチャットアプリを開いてください」
『え、あぁ…ライムみたいなのか』
緑色をしたあのアプリをタップして
連絡先を見ると、もう既に三人のアカウントが見える
しかもモストロ・ラウンジの名前でグループまで…
『ん？ひとり知らないのがあるんだが』
上から、アズール、ジェイド、フロイドときて
unknownです。というアカウント名がある
一瞬、バグかと思ったぞ
アズール「その人があなたのスマホを作った方で、あなたの限界オタクです」
『アズールがそんな業界用語を知っていたことに驚きだし、
ここに来てまだ一週間くらいしか居ないのにもう限界オタク化してる事にも驚きだぞ』
その人はいつ見たんだ？と聞くと
僕が見せたらすぐなりました。との事
一瞬でドツボにハマるとか初耳だわ
『後なんでunknownなんだ？』
アズール「身バレが恥だとかなんとか」
『ネット界隈に長けすぎてるなその人』
でもスマホのお礼も兼ねて話しかけてみよう
限界オタクらしいから絶対面白いぞ
あと名前は絶対に聞き出してやる
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» ┏○"ありがとうございます！ありがとうございます！！最新話への感想もまた丁寧に細かく…！(｀；ω；´)今後もお楽しみくださいませ！ (2020年6月30日 8時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - コメント失礼します、魔法石を守るモンスターに攻撃では、なく話し合いで解決しようとする優しい姿勢、とても素敵で尊敬しました。読みやすく展開も想定が出来なくて続き気になりワクワクします、改めて此の真鏡の瞳という作品が大好きです！すごく面白かったですm(__)m (2020年6月29日 21時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さんとてもご丁寧にありがとうございます…！！さらに数々の光栄なお言葉、飽き性でも頑張れますありがとうございます…！！ (2020年6月28日 3時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま初めまして真鏡の瞳、設定と物語が素敵で惹き込まれて一気に読んでしまいました大好きです！応援していますm(__)m (2020年6月27日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年6月2日 21時
