対価要らず…？ ページ33
ヴィルさんにとある提案をして
数時間後、商談は成立した
その後はもちろんショッピングを楽しんだ
衣服を数十着、アクセなどの小物も買って、
ホクホクと沢山の紙袋を抱える
そして気付けば夕方に差し掛かってしまい
ヴィルさんから帰りましょうと声が掛かった
ヴィル「とても楽しかったわ。
提案も中々のものだし、サービスの代わりには十分よ」
『ありがとうございますヴィルさん
私も楽しかったです！またショッピングしましょ！』
そう言うと微笑まれて生意気よと私の鼻をつまんだ
誘っただけなのに何故ゆえ？？
そして転送のスクロールで
オクタヴィネル寮へ送って貰った
『……ヴィルさん私オクタヴィネル寮生じゃないです…』
「もうほとんどオクタヴィネルでしょう」
『アズール…』
しょんぼりした声はヴィルさんに届かず
代わりにアズールの耳に届いたようで
お帰りなさいと出迎えを受けた
奥からリーチ双子の声もして
ドタドタとこちらに向かっているようだ
アズール「ところで、ヴィルさんからの電話来たのですが
どういう事ですか？なに商談してるんですか？」
『え？結構買ったからその分の化粧水なんて
アホほど出そうだし…』
なんかダメだったか？と不安になる私に
アズールは額に手を添えて眉を顰めた
私がした商談というのは
私が故郷特有のデザイン案を出し、
利益を三十パーセントだけ貰う代わりに
できた物は無料で頂く。
というものだ…成立したのはかなり奇跡だと思う
これをアズールはもう知ってるから
頭を抱えているのかな…？
下手に何も言い出せないでいると
そこにリーチ双子がやってきた
フロイド「クマノミちゃんお帰り〜！」
ジェイド「お帰りなさいAさん、ショッピングはどうでしたか？」
『ただいま、フロイドにジェイド！
ショッピング楽しかったぞ』
お揃いの色も買ってきたと言うと
三人とも嬉しそうに驚いて見せた
フロイドは抱きついて見せてとせがむので
紙袋をガサゴソとしながら丁寧に取り出す
まずリーチの髪色と同じマニキュア
アズールのは目の色のにした
次にアイシャドウ。
これは黒と薄紫で、ラメ入りのもある
いつか宝石の粉も交えたいな
次々と見せるお揃いメイク用品に
キャッキャと女子のように盛り上がる三人
アズールなんかもう先程まで頭を抱えていたのが嘘のように
双子と同じように嬉しそうに頬を緩ませていた
なんて幸せな空間なんでしょう
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» ┏○"ありがとうございます！ありがとうございます！！最新話への感想もまた丁寧に細かく…！(｀；ω；´)今後もお楽しみくださいませ！ (2020年6月30日 8時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - コメント失礼します、魔法石を守るモンスターに攻撃では、なく話し合いで解決しようとする優しい姿勢、とても素敵で尊敬しました。読みやすく展開も想定が出来なくて続き気になりワクワクします、改めて此の真鏡の瞳という作品が大好きです！すごく面白かったですm(__)m (2020年6月29日 21時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さんとてもご丁寧にありがとうございます…！！さらに数々の光栄なお言葉、飽き性でも頑張れますありがとうございます…！！ (2020年6月28日 3時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま初めまして真鏡の瞳、設定と物語が素敵で惹き込まれて一気に読んでしまいました大好きです！応援していますm(__)m (2020年6月27日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年6月2日 21時
