ショッピング！ ページ32
あの後、ルンルン気分のまま
放課後になってすぐ校門前へ向かった
行く直前、フロイドが拗ねたような顔をしていたが
お揃いの色を買って貰うから。と言えば
絶対だよと花咲いた笑顔で約束した
っとと、もうヴィルさん居るな
『すみません！お待たせしました』
ヴィル「いえ大丈夫よ。学園長から転移魔法のスクロールを借りたから早く掴まりなさい」
『は、はいっ』
す、スクロールだって魔法のスクロール！
一度は口に出してみたい！！
ファンタジー世界にしかない代物を目にして
興奮を隠しきれないままヴィルさんに掴まる
一瞬、身体が浮遊感に包まれたかと思えば
ストンッと軽い重力が働いた
その瞬きの間に視界の景色が変わっていた
うっわすっげ、言葉も出ねえ
ヴィル「ショッピングモール、オシャレに必要なものはここで揃うわ」
『い…今更ですけど本当にいいんです…？
買って貰う形ですよね…？』
ヴィル「本当に今更ね、大丈夫よ。
買った分だけサービスしてくれるらしいし、
私もお金には困ってないわ」
神様ですかと手を握ったら
馬鹿ねモデルよと手をすり抜けた
何処までも優雅な振る舞いをして凄いな…
ヴィル「さ、着いたわよ。ほら座りなさい」
『えっ』
どうやら一緒に選ぶわけではないらしく。
ヴィルさんと店員さんは悪いニッコリ顔で
私の顔面はめちゃくちゃに弄ばれた(語弊)
でも色は指定させて貰えるのは助かった
メイク用品(合計二十品)が入った袋を
両手に抱えながら次の店に向かう
ヴィル「ふう、中々に楽しかったわ」
『いやあ…選ぶのに一時間とか
芸能界のメイクさん思い出しますよ』
ヴィル「あら、やっぱりアンタ芸能界に居たわね？」
『あ、バレバレでした？』
ヴィル「当たり前よ。廊下でアンタの歌と踊りを見れば一発だったわ」
う、うわーヴィルさんにも見られてたか〜
まあ移動教室だったしさぞかし目立っただろうしなあ…
今思い返すと恥ずかしい…
ヴィル「良ければモデルに誘ってあげなくもないわ、どう？」
またあの芸能界に…？
しかもスーパーモデルのヴィルさんに…
お金稼ぎとしては好条件だが
『……嬉しいですけど、遠慮しときます
もうあの綺麗な毒の世界は疲れましたし』
そう言うとヴィルさんは沈黙の後に
分かったわと何も聞かないでくれた
怒らないって事はココの芸能界もそういう事なのかね…
『あ、いきなりですけど提案いいです？』
ヴィル「あら、何かしら？」
そろそろ寮服なるものが欲しかったんだよなぁ
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» ┏○"ありがとうございます！ありがとうございます！！最新話への感想もまた丁寧に細かく…！(｀；ω；´)今後もお楽しみくださいませ！ (2020年6月30日 8時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - コメント失礼します、魔法石を守るモンスターに攻撃では、なく話し合いで解決しようとする優しい姿勢、とても素敵で尊敬しました。読みやすく展開も想定が出来なくて続き気になりワクワクします、改めて此の真鏡の瞳という作品が大好きです！すごく面白かったですm(__)m (2020年6月29日 21時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さんとてもご丁寧にありがとうございます…！！さらに数々の光栄なお言葉、飽き性でも頑張れますありがとうございます…！！ (2020年6月28日 3時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま初めまして真鏡の瞳、設定と物語が素敵で惹き込まれて一気に読んでしまいました大好きです！応援していますm(__)m (2020年6月27日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年6月2日 21時
