イヤイヤタコちゃん ページ25
最初は水圧の抵抗で上手く動けなかったりしたが
フロイドの補助もあり、数分後には慣れていった
今では一回転もクルンとスマートに回れた
フロイドもそれを見てホント人魚みたーいと褒めてくれた
『前の世界じゃあ水中の呼吸も難しかったから、
一回転しただけで鼻の奥が痛かったのに…凄い感動だ』
フロイド「ねーねーもっかいやってよぉ、一回転のやつ連続でやってー」
『はいはいフロイド』
私の一回転が気に入ったようで
虜になった観客のようにせがむフロイドに
クルン、クルンクルン！っと上機嫌に回り回る
フロイドも気分がノッてきたようで
一緒にクルクルと回った
うわ私より自然で悔しい…
回る中、視界の端に見慣れたふたりが見えたので
動きを止めてフロイドを呼び止める
『フロイド〜！ほらふたりが来たぞ！』
フロイド「あぁ〜ホントだ〜、早く来てよ二人とも〜」
ガラスの向こうに居る二人の前へと泳ぎ、
手を振ってから手招きする
ジェイドは今行きますねと階段に向かったが、
アズールは私を見てポカンとしている
『アズール？アズ〜ル〜？？
聞こえてるのか〜？お〜い？？』
フロイド「あはは！アズールちょーウケる〜！」
急に笑い転げるフロイドと
まだ呆然とするアズールの様子に訳が分からず
ふたりを交互に見る
いやなんとか言ってほしいんだが…？
するとそこに救世主が現れるかのように
フロイドと同じ人魚姿のジェイドがぬっと出てきた
ジェイド「アズールはAさんが人魚のように見えて驚いているんですよ」
笑えますね。と心の底から笑いながら説明してくれた
キミらアズールに怒られるぞ…
そろそろ覚ませ〜とガラスをノックすると
アズールはやっとハッとして眼鏡をかけ直した
『あ、アズールも早く来て泳いでくれよ』
アズール「い…いやです」
『む、なんでだ？』
アズール「と、とにかく嫌です」
どうしても？と少し上目遣いしても
イヤイヤと拒否される
しかしどうしても気になる私は強硬手段に出た
『すぅ…』
ジェイド「おや。」
フロイド「あぁ〜♡」
リーチ兄弟は察したようで
私が今からしようとする事が分かったようで
嬉しそうに口角を上げた
私のユニーク魔法で引きずり込んでやる
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» ┏○"ありがとうございます！ありがとうございます！！最新話への感想もまた丁寧に細かく…！(｀；ω；´)今後もお楽しみくださいませ！ (2020年6月30日 8時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - コメント失礼します、魔法石を守るモンスターに攻撃では、なく話し合いで解決しようとする優しい姿勢、とても素敵で尊敬しました。読みやすく展開も想定が出来なくて続き気になりワクワクします、改めて此の真鏡の瞳という作品が大好きです！すごく面白かったですm(__)m (2020年6月29日 21時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さんとてもご丁寧にありがとうございます…！！さらに数々の光栄なお言葉、飽き性でも頑張れますありがとうございます…！！ (2020年6月28日 3時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま初めまして真鏡の瞳、設定と物語が素敵で惹き込まれて一気に読んでしまいました大好きです！応援していますm(__)m (2020年6月27日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年6月2日 21時
