少し小さな救世主 ページ3
重い音と共に顔をひょっこりと出して
外の様子を見るが、誰もいない
でも微かに誰かの声はする…
ので近くにいないだけだろう
扉に飾られた鏡の間と書かれたプレート、
この服に、誰かの声…
学校…なのかな、ここは
だとしてもこんな部屋がある学校なんて聞いたこともない
棺や鏡が浮いてるなんてあったら
テレビやネットが必ず取り上げるはずだ
もしここが学校なら責任者がいるはずだ
校長先生あたりに聞けばこの状況も分かるはず…
『誰か…』
するとジリリリリ！と鳴り響いたかと思えば
賑やかしい不特定多数の声が一気に湧いた
さっきのは…チャイム？そうか、学校だものな…
じゃあ今は授業が終わったってことか
丁度いいタイミングで手間がはぶけた
職員室とかを探すより人に聞いた方がいいよな
「──そこのキミ。」
後ろからの声にびっくりして肩を飛び上がらせる
振り返ると私よりも身長が低い男子生徒が居た
何故か私を見てムッとした顔をしている
何もしていないはずだが…と黙ってしまう
？「朝からサボりとは、感心しないな」
あ、そうか…私 制服を着ているから
ここから教室まで遠いとかそんな理由で
サボりだと推測されたわけか
でもいきなりここの責任者に会いたいんです。
は会話が成り立たないから…
『えっと…すみません、誰でしょうか…』
？「はあ？僕を知らないのか？
寮長になって約半年とはいえ、知らない者はいないと思っていたが…」
やっべ有名人だったのか
詳しく聞かれたら記憶が混同してるって事にしよう
この人の前では嘘がバレそうな気がするけど
？「僕はハーツラビュル寮長のリドル・ローズハートだ。聞き覚えはないかい？」
『あー…ちょっと記憶がハッキリしなくて…すみません。
ここが何処かも分からなくて、だから責任者とかにこの状況を聞きたくて…』
居場所を知りませんか？と縋り付くように問うと
困惑しながらも驚かれたが
そういう事ならと案内してもらう事になった
真面目な良い人で良かった！！
道中は何も話すことなく、
たった数分で責任者が居るであろう部屋の前で
リドルさんの足が止まった
リドル「さあ着いた。ここが学園長室だよ
…じゃあ、僕はこれで」
『あ、ありがとうございます！』
素っ気ない感じではあったが
嫌な顔せず案内はしてくれたので
少し小さな彼にペコペコと頭を下げた
リドル「あ、あぁ…気にしないでいいよ」
お礼され慣れていないのか、彼は戸惑いつつ去って行った
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» ┏○"ありがとうございます！ありがとうございます！！最新話への感想もまた丁寧に細かく…！(｀；ω；´)今後もお楽しみくださいませ！ (2020年6月30日 8時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - コメント失礼します、魔法石を守るモンスターに攻撃では、なく話し合いで解決しようとする優しい姿勢、とても素敵で尊敬しました。読みやすく展開も想定が出来なくて続き気になりワクワクします、改めて此の真鏡の瞳という作品が大好きです！すごく面白かったですm(__)m (2020年6月29日 21時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さんとてもご丁寧にありがとうございます…！！さらに数々の光栄なお言葉、飽き性でも頑張れますありがとうございます…！！ (2020年6月28日 3時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま初めまして真鏡の瞳、設定と物語が素敵で惹き込まれて一気に読んでしまいました大好きです！応援していますm(__)m (2020年6月27日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年6月2日 21時
