体育祭 開催 ページ6
もう既に熱く叫ぶ観客達と
マイク先生の愉快な紹介で入場する
三奈「すっ…ごーい、一気に人気者になっちゃった感じー！」
透「目立たなきゃ目立たなきゃ！」
『透は本当に頑張れな』
透「もちのろんだよ！」
あれそれ死語になったやつじゃないか？
どこで知ったんだ透…
内心疑問に思いつつも透を応援した
梅雨「Aちゃんは緊張しないの？」
『ん？あぁ…こういう機会は結構多かったからな』
元国王陛下なのだからもう慣れたものよな
ヒーロー科のＡ組の次にＢ組、
普通科のＣ.Ｄ.Ｅ組、
サポート科のＦ.Ｇ.Ｈ組、
経営科のＩ.Ｊ.Ｋ組と順に紹介される
台の前へ整列すると
これまたコスチュームがえげつない
ミッドナイト先生が選手宣誓！と叫ぶ
どうやら…まあ十八禁ヒーローらしく
観客やクラスの男子もざわめく
その声にミッドナイト先生が静かにしなさい！
とムチをふるった
ミッド「選手代表、１−Ａ爆豪勝己！
ならびに１−ＡA！」
共に呼ばれた爆豪を見やると
バチリと目があい、前へ歩いた
私も半歩遅れながらも彼に続く
後ろで少し話し声がしたが
耳をすませるほどでもないだろう
爆豪と青い鉄の階段をあがり
彼の声に合わせて宣誓。と声を放った
爆豪「俺が一位になる。」
爆豪なら絶対言うと思った
ほら見てみろブーイングと同時に
ミッドナイト先生が
頭に手を添えて困惑してるぞ
飯田の注意も気にせず
後ろの大量なブーイングに顔を向け
爆豪「せめてハネのいい踏み台になってくれ」
なんて親指を下にして挑発していく
私は爆豪をやんわり右へ押す
仕方ないので私がフォローするとしよう
まずは聞かせる体勢にさせなければな
少し片足の踵を浮かして、勢いよく下へ突き出し金属音を鳴らした
カーンッ！！
『�牴兇�一位になる�瓩箸いΩ�上心の高い精神で
我々選手は体育祭に挑むことを誓います』
皆の耳にするすると入るように
ハキハキと声を発し、誓うことを強調するように
言い切るとミッドナイト先生は
ウインクをしてグッと親指を上にした
『以上。１−ＡA、ならびに爆豪勝己。』
チェッと口を尖らせた爆豪の頭に手を添え
無理矢理一緒に一礼した
戻る道で爆豪が不機嫌そうに
小声で私に不満たれた
爆豪「勝手に触んじゃねぇ」
『え、今？』
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年5月27日 21時
