第三、最終種目 ページ18
その後も休憩時間が終わるまで
私は女子会を、ショッピとチーノは説教を楽しみ、
体育祭の会場へと戻る
大体の生徒が集まったところで
マイク先生が体育祭の再会を知らせる
マイク《さーて！昼休憩も終わって、いよいよ最終種目発表ー！
と、その前に！予選落ちの皆に朗報だ！
あくまで大会！ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ！》
の、ようでわざわざ本場アメリカからチアリーダーも呼んで
応援を受けながら楽しくレクリエーションでも競えるわけだ
『む…参加しないというのはできないのだろうか』
cn「流石に強制ってことはないでしょう、
せんせーに聞いてみましょ」
『そうだな。』
それにレクリエーションが終わった後は、
トーナメント形式での実戦が行われる
だがまずはレクリエーションの前に
トーナメントの組み合わせをくじ引きで決めるようだ
ミッド「それじゃあ組み合わせのくじ引きしちゃうよ！
組が決まったらレクリエーションを挟んで開始されます。
レクに関しては進出者十六人は参加するもしないも、
個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね」
先生の言葉に安堵の息を吐いた
あぁ良かった。強制ではないようだな
レクリエーションが無駄とは言わないが、
あまり労力を費やしたくはなかったからな
ミッド「それじゃあ一位の人から！」
そうして十六人それぞれがくじを引いていく
もちろんショッピとチーノは棄権済みだ
抽選の結果、出されたトーナメント表は…
第一戦目:緑谷ｖｓ心操
第二戦目:轟ｖｓ瀬呂
第三戦目:Aｖｓ上鳴
第四戦目:飯田ｖｓ発目
第五戦目:芦戸ｖｓ塩崎
第六戦目:常闇ｖｓ八百万
第七戦目:鉄哲ｖｓ切島
第八戦目:麗日ｖｓ爆轟
『ふはっ…』
慌てて口を手で塞ぐ
しまった。つい吹き出してしまった
運命か必然かってぐらい
私の思い通りになってしまった
緑谷は無個性のことを除けば恵まれた子だ
オールマイトと出会えたこと、ラッキーパンチもある
反対に心操は緑谷と比べれば恵まれていない方だ
あの性格からして、師にも友人にもラッキーだったことはないだろう
個性は恵まれているが入試試験は不利だった
だから、恵まれていない
きっとどちらが負けてもお互いに成長の糧になる
だからあのふたりには対戦して欲しかった
…私、無意識に個性を発動したかもしれないな？
だとしたら申し訳ないな…ま、今更直そうとしなくてもいいか
『さて、私はどうしようか？』
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年5月27日 21時
