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ジメレオンの主 ページ7

―キバナside―


『あ〜あ!今日も負けたなぁ!』


フライゴンに乗り夜の空を飛び回って
チャンピオンとの試合を振り返る

今日もギリギリの所で負けた…
あと一歩か二歩ぐらいで勝てねえなあ〜

次はどうすっかなあ…と考えながら
冷たい夜風を受け、空の下を眺める

するとフライゴンの尻尾を何かが掠って
少しバランスを崩した


『フライゴン!…っとと、おいおいマジ?
 こんな高さまで投げたもんが届くのかよ…!』


一体どんなポケモンだと好奇心が湧き、
フライゴンに投げられた方向へ行くように言った

敵意はないようで近付いてきても
投げられたものはあの一回しかなかった

そして到着してみればどうだ
ジメレオンが居て、その子が指さした所には
穴があってそこには黒髪の女性が居るじゃねえか

何をどうしたらそこで…!?
と思ったが救助が先なので、彼女に手を伸ばす

──ガッ!!


『ッ!?』

女性「何者だ…!」


強く殺気が込められた目を向けられ
背中がゾワリと鳥肌がたち、冷や汗が流れた

そしてその一瞬でオレサマの視界が
グルンッと回った

ちょっ、と言う隙も与えられず
馬乗りされ口を塞がれる

フライゴンは構えたが
それより速くジメレオンが動いた


〈ジメッ!〉

女性「! え?敵じゃ、ない?」


ギリギリと掴まれた手首や口を抑えた手が緩み
緊張の糸が切れたように息をした

馬乗りはされたままだが、動けば警戒されるし
このまま大人しくしていよう…


女性「まさか呼んだのか…?
 フライゴン…って事は乗っていたこの人を?」


ポケモンとの意思疎通がしっかりしてんな…

彼女の問いに頷いたジメレオンを見ると
ゆっくりと馬乗りから立ち上がって
バッと土下座した


女性「すまなかった!!ここ五週間、
 人間の姿を見ていなかったもので山賊かと…」

『ちょ、女の子がそんな土下座しないで…って
 五週間!?ま、迷子だったの!?』


信じられずそう聞くとそうだ…と返ってきた
マジかよ、何処の田舎だよ…?

いやまず彼女を街に連れて行かないと


『とりあえず…ホテル取ってやるから
 フライゴンに乗りな』

女性「えっ、いや流石に無理だ!」

『え、なんでだ!?』


その後もやいのやいのと言い合ったが
彼女をなんとか説得し、ナックルシティへ乗せた

フライゴンの主→←超成長?



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設定タグ:ポケモン剣盾 , キバナ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:飽き性 | 作成日時:2022年3月5日 2時

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