ミミッキュ ページ21
あの後、すぐさまキャンプに連れて帰り
シチューを盛りつけながらロトム図鑑を見る
『ナンバー七七八、ミミッキュ…名前かわいっ
怖がられないようにピカチュウに似せた
ボロ布をかぶっているが余計に不気味になってしまった
……は?こんなにも可愛いのに
説明文が嫌だな、書いた奴を殴ってやりたい』
<ミッキュ!>
『しかもゴーストとフェアリーのふたつ…!
この子は優秀だぞ、名前どうしよっかねぇ』
ルンルンな私の頭に乗る可愛いミミッキュに
あまり構って貰えなくなったと思っているのか
頬を膨らませるシュタールとバトラーの二人
ポケモンって可愛いが過ぎるなあ…
『はいはい二人は拗ねないで食べるぞ
ミミッキュも座りな、お腹すいただろう』
<キュキュッ>
私の言葉は届いているようだが動かないミミッキュ
むしろ黒いナニカを私の首に巻き付けている
ふむ…?
『…もしかして名前を決めるまで動かないつもりか?』
<ミキュ!>
『そう急かすなって、そうだなあ…
パッと思いついたのだと…ナハト、』
<ギュ…>
『あ、ダメそうだな。もっとカッコイイのがいい?』
<ギュイ>
『かわいい方?』
<キュ!>
分かりやすくて何より。
オスだからそっち系がいいと思ったが…
あぁでもそうか、ピカチュウのようになりたいんだもんな…
可愛い名前で怖さを連想させない感じ…
シンプルに光っていうのはなあ…
『ノヴァ?』
<…ミッキュキュ!>
『お、いい感じか?意味は新しい星だ
ピカチュウになんか負けないくらい強くなる
って思いも込めて…な』
<ミッキュゥ!>
軽い身のこなしで高くした椅子に座るノヴァ
上機嫌に体を左右に揺らして、
黒いナニカでスプーンを器用に持った
バトラーやシュタールもやっとか、と
ノヴァをジト目で見つつ
私を急かすように鳴き声をあげる
それを微笑ましく思いながら食べようかと頷いた
『はぐ……ん、そうだロトム
ノヴァの覚えれる技を見せてくれ』
<了解ロト!ミミッキュの技一覧を開くロト!>
一番目のジムはターフタウンに居る
ヤローさんというジムリーダーは
草タイプを主に使うようだ
二番目は港町のバウタウン、
ジムリーダーはルリナさんと言って
水タイプを主に使う、と…
…どうやらジムリーダーはタイプが一貫してるらしい
じゃあ、ポケモン構成はチャンピオン対策を中心に置いて
技構成を変えるだけで良さそうだ
そうと決まれば明日から始めよう
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作者名:飽き性 | 作成日時:2022年3月5日 2時