旅の一歩とは ページ16
まあ変なソニアさんは置いとくとして…
『マグノリア博士、次に学ぶべきことは…』
マグノリア
「いえ、もうそれだけ戦えたら十分だと思うわ
また分からなかったらロトムに聞きなさい」
え、もういいのか？
まだ全て学べてないような気がするが…
でもロトムにも聞けるなら大丈夫か…
『分かりました。
ありがとうございますマグノリア博士』
マグノリア
「どういたしまして。こちらも新しい発見ができて良かったわ
体調を崩さないようにね」
『ソニアさんも、ありがとうございます』
ソニア「いーえこちらこそ！あ、連絡先とか交換させてくれない？」
『あぁ、構いませんよ』
連絡先を交換したあと、じゃあ旅にと言いかけた所で
ソニアさんが何か思い出したようで
あっ！と声をあげた
ソニア「そ！の！ま！え！に！まずは服だね！｣
『あ、あぁ…確かに替えがないのはな』
軍服と身一つでこの世界に来たしな…
この小さな街にも服屋はあるようで、
ブティックなる店へとされるがままに向かうのだった
そして数十分。
ソニア「うーん…Aさん美形すぎて迷うなあ……」
〈ウォレオン〉
『着せ替え人形になった気分だ……』
私の疲労度が限界に達しそうだ
そしてバトラーは何故か自慢げに胸を張ってる何故
というか途中からバトラーも服選びに参戦してるし
旅の一歩がブティックで良いのか……
『というか、お金は』
ソニア「あぁそれはだいじょーぶ！
キバナのポケマネから出てるから！！」
『ぽけまね……いやそれはダメじゃないか！！？』
ポケマネという聞きなれない言葉に
一瞬理解し損ねた
ソニアさんの手には全身コーデの五セット分もある
一着でもそこそこの額があったような…
ソニア「だいじょーぶだって！
あの人はそんなケチじゃないってことだよ！
その代わりに撮らせてもらってるけどね！」
『ネットワークに載せでもしないのに…？』
まあまあ！と意気揚々にレジに向かってしまった
もう行ってしまったからには止められない…
やっと目まぐるしい着せ替えが終わったと気が抜ける
〈ウォレオン♪〉
『バトラー…かなり、楽しめたようだな…』
バトラーの口角がそこはかとなく上がっている
尻尾も…一定のリズムで揺れてるし
どうやらソニアさんとはお洒落のセンスが合うようだ…
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作者名：飽き性 | 作成日時：2022年3月5日 2時
