野良トレーナー ページ14
マグノリア博士とソニアのおかげで
この世界の常識が身に付いた
ポケモンを捕まえる為のモンスターボール
ポケモンの情報を登録するポケモン図鑑
…というかスマホロトム
〈Aロトね！よろしくロト！〉
『あ、あぁ…よろしく』
〈なんで身構えてるロト？〉
反射神経で無意識に構えてしまい
慌てて謝りながら誤魔化す
ロトム…情報が何より大事の戦場では強敵だ。
電子機器を乗っ取るのだから
人間側の情報がダダ漏れにさせられた記憶が…
マグノリア
「とりあえずこんな所かしらね。
じゃあ試しに外へ出て、バトルを経て振り返ってみて」
『分かった』
じゃあまた後で。とブラッシータウンから出て
一番道路に踏み出した
…戦場ではモンスターが草むらや木に隠れていたから
こんな所で容易に草むらに入っては死に飛び込むのと一緒だな
と遠くから草むらの中にいるポケモンを探すが
それよりも仕掛けて来るのが居た
「あれ、キミ見ない顔だね？」
『え、あ…まあ』
「今さあちょっとお金ないんだよね！」
と言ってふたつモンスターボールを投げ、
これまた見たことがなく、小さく赤いキツネと
小さく青くて目つきが悪いトリ？が居る
「ほらほらぁ、早く二体目出せよォ！
新人とは言え居ないわけないよなァ！」
コイツ…新人だと分かって、わざと二体出したな
私は運が良かったから良いものの…
その後も煽りまくる野良トレーナーを無視して
ポケモン図鑑をさりげなく確認する
どうやらキツネが�爛�スネ�瓩�
トリが�爛灰灰�ラ�瓩箸いΔ蕕靴�
なるほど…というか、やっぱり盗賊じゃないか
言うて私もさほど無いし…
『仕方ない…待望の戦闘だシュタール！
バトラーも気を抜くな！』
〈──ガァ！〉
〈ジメッ！〉
「うげっ！アーマーガア！？
お前新人じゃねぇのかよ！？」
動揺する野良トレーナーに
私はニッと口角を上げた
博士から叩き込まれた常識では…
『確かトレーナー戦は挑まれた方はもちろん
挑んだ方も逃れられないんだよな？』
「ヒッ！」
『じゃあ、オヤスミ。』
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作者名：飽き性 | 作成日時：2022年3月5日 2時
