【MHA/d.!】無腕の女王様 (ページ40)

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質問攻めページ40

轟や切島は無傷な私に
不思議そうに見つめてくる

爆豪はいつものように
目尻を尖らせて睨んでくるが

轟「バケモノは？」
爆豪「なんでここに居んだ！！」
切島「大丈夫だったか！？」

『あーうん、仲良しなのは分かったから
　ひとりずつにしてくれ』

まずは轟から答えようと
轟と目を合わせる

轟はハッとしながらノームの死体を見て
最初とは違う質問をした

轟「コイツ(バケモノ)は、お前がやったのか…？」

『どうだと思う？悪いが私から明言はしない』

爆豪「ふざけてんのか！」

あ、爆豪はスルーの方向で。
煩くなるが返答したって変わりないしな

『はい次、』

轟「…お前は何者だ？」

『ふむ…どういう意味かにも寄るんだが、
　少なくとも敵ではないな』

この子は勘が鋭いようだ
多分違和感を感じているんだろうな
自分は年上を相手にしていると感じているんだな

ちょっとバックグラウンドで
爆豪の煩い声が飛んで来てるが
それをものともせず私を見る轟

でもそろそろ宥めるのに
必死な切島が可哀想になってくるから
相手を切り替えようか

『それで、切島の質問は何だったかな…』

切島「あ、け、怪我とかないかってやつ…」

『それなら見ての通り無傷だ
　強いて言うなら少し空腹というくらいだ』

切島「お、おぉう…？だ、大丈夫そうで良かったぜ…？」

ニコッと返答すると
困惑したように笑って返した

彼は男らしさというものに執着しているようだが
女性相手にはそんな熱苦しいわけでもないようで
私も安心したよ

爆豪「無視すんな腕ナシ！！」

『お前のデリカシー皆無だな。
　それで何か？この前みたいにまた怯みたいのか？』

爆豪「な訳あるか！！
　あのヤロー達はどうした！」

ヤロー達？私と軍人達は目を合わせた
…どのヤローだ？特徴を言ってくれないと分か

『あ、忘れてた』

閉じ込めた敵達をそのままにしてたわ

不味いな殺したかもしれんと焦り
すぐさま球状の牢獄箱を地上に戻し解除した

『ゾム、生存確認』

zm「は。」

シュバッと消えるように
飛んでったゾムを目で追う

しばらくして、ゾムが
ぐったりした敵達の真ん中で
セーフサインを出した

あー良かった…

『それで、どのヤローだ？』

爆豪「……っ！ちっげえよ！
　黒モヤの事だわ！！」

『あぁ、黒霧(？)のことか？帰らせたが』

爆豪「はあ！？なんで殺さねえ！」

『お前本当にヒーロー志望？？』