【女王が微笑む〜ショッピside〜】 ページ38
野郎の見下した言葉に
陛下は嘲笑うかのように
美しく微笑んだ
A「それだけ？」
野郎「…は？」
A「この子の能力はそれだけ？
それでこの私を殺せるとでも？」
クスクスと笑った陛下に
腹が立った野郎はノーム！と言って
バケモンを動かして自身も陛下へ向かった
野郎に手出しさせるかアホ
静かに重い殺意をのせて銃弾を飛ばす
それをひらりと躱しているが…
野郎「っ…しつけえ…！！」
『まずは中指。』
野郎「ぐぁっ！！」
必中の殺意は野郎の中指の腹をぶち抜いた
どれだけ泣かれようが叫ばれようが
確実に、油断など一切しない
けどこれは戦争やない
ただの戦闘やから、殺しやしませんよ
『次に小指の関節。』
野郎「ああああぁぁぁ！！」
『ふはっ！さっきは余裕こいてたのが嘘みたいや！！
どうしたんすかセンパイ？』
敵を煽って感情的にさせる
今の俺らに慈悲は存在しない
勝つ為ならどんなに非道やとしても
無傷で生きていけるなら、
野郎「ふっざけ」
『足の小指。』
野郎「ぐがあぁぁぁ！！」
こわれたヒトにだって簡単になれる
罪悪感なんて湧かない
だって、陛下に刃向かったんやから
A「ショッピ」
無心で痛がる野郎を眺めとると
凛とした陛下の声と同時に爆発が起き、
周りに煙が立ち上がる
陛下の前には膝をついたバケモンが居た
『流石です。陛下』
野郎「なっ…！なんで！なんでなんで！！」
驚愕して喚く野郎にコツコツと歩み寄り
また微笑んで陛下は優しく説明してあげた
A「それはな、坊や…ノームが敗北したんだ
そして私が服従させた」
野郎「は…」
A「衝撃吸収に超再生回復があって
強くて良いかもと思ったが…見た目が好きじゃないんだ
〈ノーム、あなたの首を頂戴〉。」
陛下の後ろで生々しく痛々しい音がする
もちろんノームとやらが自分で
自分の首を引きちぎっている音だ
しかし途中で息絶えたのか
ぷちんと千切れた所で生首が転がった
A「兵器とはいえお前の仲間だったし…
この生首、あげようか」
地面から生成された腕で
ノームの頭を掴み、野郎の手の上に置いた
…ゲームクリアや。
それを確認すると俺は知らせの弾を
ゾムさんに向けて撃った
陛下は絶望の縁に立たされた野郎の顎を持ち
子供をあやすような笑顔で別れを告げた
A「ゲームオーバーだ。さようなら」
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冬季(プロフ) - 初手日記の夢主の変わりようで笑いましたありがとうございます（？） (2022年8月8日 12時) (
レス) @page1 id: e5ef09fd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年1月31日 18時
