【MHA/d.!】無腕の女王様 (ページ31)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:18,963 hit

マスゴミページ31

オールマイトとリカバリーガールに感謝された翌日

あの平和の象徴が雄英の先生に着任したという事で
雄英の門にゴミのようにマスコミが溢れていた

うちのクラスメイトが有無を言わさずに
勝手な突撃取材を受けている

『……なるほど、アレがマスゴミなるものか』

sp「大の大人が常識備えてないとか
　くっそ情けないっすね」

cn「スクープに必死過ぎて草はえそうやわ」

それ取材陣に言って煽るなよ
と釘を刺しておく

さて取材陣を避けるには…と考えると
見知った顔が取材を受けていた

リポーター「それからそれから！？」

麗日「え！？えー…っと、えっとー」

壁を飛び越えようかとも考えたが
友人が困っていたとなれば見放すことはできない

仕方ないなと思い取材陣の上を飛び越えて
麗日の後ろにまわり、個性で服の袖を腕へ変え抱き抱えた

リポーター「き、キミ！？」

麗日「えっAちゃん！？」

『行くぞ』

姫抱きの状態で雄英の門をくぐる
雄英の私有地範囲に入ったところで
ぎゃいぎゃいと煩い取材陣を一瞥し、
気にすることなく麗日に声をかけた

リポーター「ちょ、キミは！？無視しないでください！！」

『気にせず行こう麗日、
　アレは無視するのに限る』

麗日「だ、だね…！ありがとうAちゃん！」

笑った麗日にいえいえと微笑み返した
取材陣に煽るつもりだったふたりを呼び止めて
彼女と一緒に教室へ向かう

麗日「えと、降ろして？」

『あぁすまん。』

麗日「そういう所だよAちゃん…」

『ふふ、可愛くてつい』

麗日「ほんとそーいうとこ！！」

いやぁ…つい前世の職業柄でな…
とは言えないので再びすまんと苦笑いで謝った

褒めたのに怒鳴られるなんて
この世界での現代の女の子は難しいな…