【MHA/d.!】無腕の女王様 (ページ27)

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ネタばらしページ27

訓練が終わり、轟に視線を送られつつも
オールマイトたちの元に戻ると
賞賛の嵐と説明を求められた

監視カメラにも赤外線があったようで
見えはいたようだが、暗すぎてよく見えなかった…ということで

講評にて私達が行った戦闘というより
奇襲の仕組みと準備内容を説明する

『えー…まずは戦闘準備の方からかな？
　最初に敵の位置を探るためにチーノの個性で
　サーモグラフィーの眼鏡を具現化させ、
　追加で援護のスナイパーも持たせます。
　ショッピには捕縛テープを詰めた散弾銃を。
　密閉をするので酸素呼吸器もつけます。

　次に、ショッピを入り口付近で待機させ
　壁が突破された瞬間に撃つよう指示しました

　カメラで見れば分かるのですが…
　放たれた捕縛テープはひとつに固まったもので
　視線を外した瞬間にショッピの個性で
　軌道を変えました

　巻き付けたのは私の個性で、轟たちの死角で
　地面を手に変化させて巻き付けました』

ひと通りの説明が終わったので、
質問ある人ーと聞くと意欲的に轟が手を挙げた
彼は爆豪のような性格ではないようで冷静らしい

轟「もし俺が凍らせたらどうしていたんだ？」

『その場合は、閉じた壁から変質させて
　サウナみたくして罠で窓をふたつほど開けて
　来れば袋小路で閉じ込めていたな』

そう言うとクラスは呆然や感銘で
口が開きっぱなしになっていた

もう数十分前までの破廉恥Aのイメージは
消えているようでホッとした

百「ま、まるでプロですわ…」

オール「完璧だよA少女！クゥ～ッ！！」

完璧とは…かなりの高評価を頂いたな

そんなクラスメイトの様子にふたりが
調子にのったようで鼻を伸ばすように自慢した

cn「こんなん序の口っすよ！」

sp「敗北なんてAにはないっすよ」

『やめなさい後輩ズ』

まぁとにかく授業は終了。

そろそろ活動時間が苦しいオールマイトは
緑谷に講評を聞かせると言って
急いで風圧を起こすほどに走り去って行った

クラスメイトは急ぐオールマイトを不思議に思ったが
まあいいかと大して気にせずぞろぞろと戻った

…さて、私も保健室行かなくちゃな