予言と破廉恥 ページ24
眠りの世界に居座ること数十分……
朧気な意識の中、ショッピとチーノの
引き止める声が聞こえたかと思えば
いきなり肩を掴まれユッサユッサと起こされた
少し不機嫌になりながらも
渋々重い瞼を開けると…何も居ない、というより
何も見えないが視界の端に透の手袋が見えた
透「凄い凄い凄い！凄いよAちゃん！
本当に緑くんが試合に勝ったよ！！」
『おーおー、外れなくてよかったよー』
握られた肩掛けの袖を上下にブンブンと振られ
眠気が吹っ飛ばされる
まあとにかくふたりの試合は終わり
緑谷が勝ったのだろう
しかし彼の姿が見えない…という事は
またもや大怪我をして保健室で寝てるな
そんで隣に居るのが、いつもは煩いのに
気持ち悪いほど静かな爆豪が俯いていた
ザマァ展開に煽ってやりたい所だが、
慈悲深い私は今だけはそっとしてやろう
しかしチーノショッピはウズウズしていたので
踵落としと呟くと勘づいたようで口を結んだ
すると丁度第一戦の評価が終わったのか
オールマイトが第二戦目へ移ることを告げた
演習用ビルＢの第二戦では
ヒーローはＢチームの障子目蔵と轟焦凍、
ヴィランはＩチームの葉隠透と尾白猿尾の訓練
しかしヒーローチームが秒でビルを凍らし、
敵を足止め、核も刺激せず回収…と
ほとんど轟焦凍による功績だった
秒殺の訓練が終わると葉隠透が走りながら
私の名前を呼んでうわ〜んと抱きついてきた
透「早すぎるよ〜！強すぎるよ〜！」
『うんうんよしよし、
上には上がいるもんだから仕方ないぞ〜』
透「地味に辛辣〜！！」
つい事実をそのまま述べてしまった
すまんすまんと言ってもツンと拗ねる透に
頬へ口を近付けリップ音を鳴らし黙らせた
透「あ、い、今…し、しました…！？」
『いや、もちろんフリだが…？』
百「は、ハレンチですわ！！」
『百！？』
それを見た百や麗日の女の子全員、
峰田までも恥じらう乙女みたいな顔をしていた
…日本にコレ(女王が国民達へする祝福)は刺激が強かったらしい
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冬季(プロフ) - 初手日記の夢主の変わりようで笑いましたありがとうございます（？） (2022年8月8日 12時) (
レス) @page1 id: e5ef09fd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2020年1月31日 18時
