ずっと好きだった幼なじみに彼女ができた【轟焦凍】【爆豪勝己】

10 ページ10

爆「てめぇ…Aに何しようとした。Aに触んじゃねぇ！！」









かなり目が逝ってる勝己くん。あれはガチおこだ。









轟「何って…見てわからないのか。」







轟くんは少し困った表情だ




爆「あぁ？！」







轟くんはまた溜まっていた涙を拭いてくれた。







爆「なにして…………は？泣いてんのか……？」







涙のあとを見て驚く勝己くん。







そりゃそうだ。私は人前で泣くこと…いや、泣いたりすることなんて珍しいほどだ。




多分勝己くんの前で泣いたことは…無い。







轟「爆豪にとって千里はなんだ？」




シーンとした空気の中、轟くんが口を開いた。









『轟くん、』








爆「何って…」









やだ、聞きたくない。









どうせ









爆「大切な幼馴染だよ、」









幼馴染とか言うんでしょ。









轟「俺にはそこまでして幼馴染に執着する意味がわからない、けど、大切な人って思うんならちゃんと大切にしろ。」









爆「はぁ？わぁーっとるわ！」







爆「帰んぞ！！A！」








強引に腕をひかれ公園を後にする






嬉しくない。









さっきは「触んじゃねぇ！」なんて言われて、

すこし舞い上がってしまった自分がいる。









馬鹿だ。勝己くんには彼女がいるのに、









そうだ、私と勝己くんはただの幼馴染なんだ。









ぐるっと回り轟くんを見ると、悲しい目をして手を振ってくれた。









轟「ちゃんと大切にしろ」





私は何回轟くんに迷惑をかけただろうか









_______________

お気に入り170人超えました！
ありがとうございます❤

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す