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轟「帰るか」
『そうだね。』
勝己くんの彼女に言われた言葉が頭の中から離れない。
失恋ってこんなに辛いのか、と実感する。
轟「…なんかあったか。」
『…なんにもないけど』
轟「嘘だろ」
『分かっちゃった?』
轟「元気がない。」
『勝己くんの彼女からベタベタしないでねって言われた。』
轟「あっちはもう気づいているのか?」
『多分ね』
轟「…あ」
『ん?』
轟くんは驚いた感じで前を見てた、
私もつられて見るが、轟くんのゴツゴツした手で隠された。
けど、手の隙間から見えてしまった。
すこし遠くて見えにくいけど
勝己くんとひなりちゃんが
キスをしていた。
『轟くん…』
轟「悪ぃ。俺が気づかなかったら、」
『ううん、轟くんは悪くない。』
轟「でも、」
『轟くんは、悪くないよ…っふ…ぅ』
また泣いてしまった。
泣きたくなんてないのに、
そんな私を気遣ってか手を握ってくれて、そのまま歩き出した。
轟「家まで送ってくから、」
『ありがとう。』
もうすぐ私の家が見えてくる頃、轟くんが急に止まった。
轟「ちょっと、公園寄らないか?」
『いいけど…どうしたの?』
轟「俺が千里と話したいだけ」
このまま轟くんの優しさに溺れたい
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かっちゃん - 早く続きが気になります! (2019年1月16日 16時) (レス) id: 1e0698d648 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 続きどちゃくそ気になります (2019年1月11日 19時) (レス) id: 73a3d9ce80 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
けい - くぅ〜!!夢主ちゃん幸せになれー!落ちはかっちゃん希望です!更新頑張って下さい!! (2018年12月27日 19時) (レス) id: 53eea32dce (このIDを非表示/違反報告)
粼 真緒(プロフ) - 凄く面白いです!落ちは轟くんが良いです(≧∀≦) (2018年12月27日 2時) (レス) id: ea9de3da8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛。 | 作成日時:2018年9月22日 16時