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ホームルームが終わり、トイレに行こうと席を立った時だった。
ひ「勝己!」
可愛らしい声が聞こえた。
しかし返事はなくあたりを見渡すと勝己くんはいない。
『勝己くんなら今いないっぽいけど…』
さすがに大声で呼んで返事なかったままは可哀想だから声をかけてみた。
好きな人の彼女に声をかけるとはなんて致命的。
ひ「ありがとう!ねぇ、Aちゃんだよね?」
『えっ』
パァっと咲いた笑顔に見とれていると名前を呼ばれて驚きが隠せなかった
『え、、なんで名前…』
ひ「勝己からよく話聞くんだよね〜…幼馴染、なんだよね?」
幼馴染、と強調して話す。
そういえば、と今日昼休みに目が合ったのを思い出した。
この子、感がいいのか…
多分私の勝己くんに対する想いに気づいているかもしれない、と直感した。
彼女の笑顔は冷たく、痛々しい。
よくある私の彼氏取らないでよ。みたいなやつだろうか。
ひ「あまりベタベタしないでね?」
最後に突き刺すかのように冷たく笑い、彼女はどこかに行ってしまった。
ベタベタ…昨日の頭撫でられたのを見られたのだろうか。
でも、好きなことに変わりないことくらい自分でわかってる。
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かっちゃん - 早く続きが気になります! (2019年1月16日 16時) (レス) id: 1e0698d648 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 続きどちゃくそ気になります (2019年1月11日 19時) (レス) id: 73a3d9ce80 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
けい - くぅ〜!!夢主ちゃん幸せになれー!落ちはかっちゃん希望です!更新頑張って下さい!! (2018年12月27日 19時) (レス) id: 53eea32dce (このIDを非表示/違反報告)
粼 真緒(プロフ) - 凄く面白いです!落ちは轟くんが良いです(≧∀≦) (2018年12月27日 2時) (レス) id: ea9de3da8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛。 | 作成日時:2018年9月22日 16時