悲しい……… ページ9
ｶﾞｻｶﾞｻｯ!!
『…………お帰り、レミィ。この屋敷の当主は、殺れたかい？』
レミィ「うん！何とか超強力型の毒はやっといた！バレてないと思うけど、自信ないんだよ〜」
『でも、行けただけでも十分だ。ほら！早く帰って、風呂入るよ。もうすぐ、夜明けだ』
レミィ「うん！」
数時間後
ｱﾅ《続いてのニュースです。かの有名な大富豪の当主グラン・カーチャーさんが何者かに暗殺されていた事が発覚しました。犯人は未だ不明です》
上手くいったな
無味無臭で、今の医療技術とかでも気付かないくらい薄い
殺ったっていつかはバレるんだから、そのまま置いてこいって言っちゃったしな
『………後で、親父達にあーだこーだ言われるんだろうなぁ。無視するけど』
フラン「主様、お疲れ様！これ、俺とコドクで作ったんだ！ちゃんと毒入りだ！致死量ギリギリにしてるから！」
『………君達も不運だね。こんな所で産まれてきたんだから』
フラン「確かにそうかもね。でも、貴方の所に産まれてきた事を恨んではないよ！主様は優しいし、甘やかしてくれるし！俺達、主様の事大好き！」
コドク「俺も俺も〜！俺も、主の事が大好きだよ〜忘れないでね〜！」
『………何で君達は、そんなに純粋に育ったの？凄くない？』
レミィ「ご主人様〜………眠い〜……」
目を擦りながら、近付いてくるレミィ
あぁ、確かに今回の事で活躍したのって、レミィだもんな
ちゃんと寝かせておかなきゃ。疲れてるだろうし
『ほらレミィ、おいで。アタシのベッドで寝てなさい。コドクもフランもありがとうね、有り難く食わせてもらうよ』
二人「*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･」
『………(本当に純粋なんだから……そのままで居てくれよ？)』
その日は皆で仲良く、寝ました
ノーバートが写真を撮ってたのは、ノーバートだけの秘密………
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作者名：ワニとトリ | 作成日時：2020年4月24日 19時
