転生チート女、ゾルディック家長女で殺し屋のボスやってます (ページ5)

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一人じゃなかったかページ5

《これから、さっきよりもデカい嵐が来る！命が惜しい奴は、小舟で引き返すこった！》

「ひぃっ！」

あっ、殆ど逃げていったな
残ったのは、アタシ含めて四人か
根性あるんだな

船長「よし、揃ったな。まず名前を聞かせてもらおう」

ﾗﾝ「俺はラン」

ﾕｰﾏ「私はユーマ。宜しく」

ｿｰﾏ「僕はソーマ。ユーマとは双子の兄妹だよ」

『………Aだ。宜しく』

ﾗﾝ「何だぁ？このガキ！ここはハンター試験に向かう船だぞ！ガキが乗って来んなよ！」

『…………お前を倒すくらいなら容易なんだが、受けるか？』

ﾗﾝ「表情一つ変えずにら怖い事言ってるよ、この子。受けません」

何だ、根性なかったか
少しショックだ

船長「それじゃ、何故ハンターになりたいのか、理由を聞こうか」

ﾗﾝ「あ"ぁ？何でそんな事しなきゃいけねぇんだよ！意味が分からねぇ！」

『アタシはただ単に懸賞金狩り(ブラックリストハント)志望だ。金が欲しくてね』

半分本音で半分嘘だ
金が欲しい訳じゃない
狩れればいいのだ、狩れれば

ﾗﾝ「おいおい、ガキ！サラッと言ってんじゃねぇよ！協調性のない野郎だな」

『理由を言うだけで何が悪い事あるのか？』

ﾕｰﾏ「私もAと同じ意見だ。理由を話すだけで悪い事あるか？」

ﾗﾝ「うっ……」

ｿｰﾏ「そもそも、僕達も懸賞金狩り(ブラックリストハント)志望だしね」

ﾗﾝ「～～～っ！分かった、言うよ！俺はちょっとした人探しだ！ハンターになった親父とお袋を探しにハンターに候補したんだ！」

ﾕｰﾏ「成る程、つまり家族探しの為にハンターになりたかったんだな」

ｿｰﾏ「この人、絶対に良い人だ」

『あと、お前医者目指してるだろ』

ﾗﾝ「っ！？」

船長「？おい、小僧！何でこいつが、医者志望だと分かった？」

『何でって……医薬品の匂いがプンプンするからな。医者志望じゃなかったら、こんなに匂わないよ』

本当は念で分かった

ﾗﾝ「何か、お前ちょっと怖いよ……」

『なぁ、アタシ早くハンターになりたいんだ。あとどれくらいで着ける？』

船長「あと二、三日で着ける。それにお前ら、一緒にいると面白ぇな！お前らがどんなハンターになるか、楽しみだぜ」

『それはアタシもだ。どんなハンターになれるのか、楽しみでしょうがない』