男に転生したけど、気にせず旅すっか！II (ページ10)

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交換条件ページ10

白「……グラララッ！面白ェ小僧が来たもんだなァ！お前、名を何という？」

話をしていたら、いきなり白ひげが笑い出した
いきなり何なんだ？
何か、俺の息子になれとか言い出しそうなんだけど

『……アイですが？』

白「俺の息子になれ！」

どうして、私の予想はこうも外れてはくれないんだろう？
原作知ってるからか？
もしくは、単なる野生の感って奴か？
まぁ気にしないでおくけど、息子かァ……
迷うなァ……親父はまだ超健在だし
つーか、あのひょっとこ仮面野郎はどこ行った？
目が覚めてから、一切姿を見ていないんだが？

『あ～、貴方の息子……ですか？そうですねェ………僕には実父は居ますし、弟妹も居るんですよ。だから何というか、その、息子にはなれませんね』

白「なんだ、家族が居たのか。それなら、諦めるか……」

お願い！そんな悲しそうな顔をしないで！
私の推し(ファン)のうちの一人なんだからさ！
そんな寂しそうな顔をされても！

『…はぁ、分かりましたよ。息子にはなれませんが、貴方達と友好関係を築かせてください。四皇である貴方達と友好関係を築いていれば、色んな情報等を手に入れる事もできますからね』

白「グラララッ！なんて小僧だ！俺の覇気に物怖じせず、仕舞いには友好関係を築きたいだと？笑わせてくれるじゃねェか。小僧！もし仮に、お前と友好関係を築いたとして、俺達に何の利益がある？俺達に、メリットはあるのか？」

あぁ、そう来ましたか
私が四皇の一人である白ひげと友好関係を築いて、私にだけメリットがあるなんて事は、あまりに腹立つ内容だ
私だってメリットが無ければ、こんな馬鹿けた友好関係は築きたくない

『そうだな。もし僕と友好関係を築いたと仮定をすると交換条件は、こうなるな

貴方達は、僕に情報と僕がこの船を訪れた時のご飯と寝床を提供する

僕は、貴方達が最も(・・)大切に(・・・)している物(・・・・・)を意地でも守り抜く

………こんな感じでどうでしょうか？』

受け入れてくれないだろうけど、どうだろうか？
せめて、ミョスガルド聖に電伝虫かけられれば良いんだが、難しそうだなァ
無理なら無理で、諦めるんだろうけどな

白「………分かった。その条件を呑もう」