シャーリーさん! ページ45
魚人島 シャーリーの部屋
『シャーリーさん、今回はサービスしてくれてありがとうな!何か出来る事があれば、言っておくれ!』
シャーリー「おやまァ、それは嬉しいねェ。それじゃあ、今から王宮に行ってくれるかい?」
マーメイドカフェで飯をたらふく食べた後、奥にあるシャーリーさんの部屋に案内された
笑顔でそう言うと、シャーリーさんは“王宮に行け”と言う
王宮?後々行くつもりだったし、構わないけど、何でまた?
『別に構わないけど、どうしたんだ?何で王宮に?』
シャーリー「……アンタの事を占ったら、悲惨な過去を持ってたんだね。見るに耐えなかったよ」
『………っ』
シャーリー「アンタに何かあったかなんて聞かないよ。水晶で、全部知ったからね。だからこそ、王宮に行って欲しいんだ」
『……ハハハッ、そりゃ嬉しいなぁ。ありがとう』
シャーリー「お前さんが言いたい時にでも、洗いざらい言いな。お前さんの弟妹達にも……ね」
『………余裕があったら、ね。今日はありがとう、シャーリーさん!弟妹の事、ちと頼んで良いかな?』
シャーリー「おやおや、それは楽しみだねェ。さぞかし、お前さんみたいな子が来るんだろうねェ」
私みたいな子?
『………ありえねぇ。あの子達は、私の知ってる限り前の記憶はないだろうから』
シャーリー「……そうかい。じゃあ、行っておいで。お前さんの事は、国王様にちゃんと言っておくからね」
『ありがとう、シャーリーさん!行ってきます!』
シャーリー「はい、行ってらっしゃい」
シャーリーさんに見送られ、ケイミーにも礼を言って王宮へ向かった
.…………ユーマ、叩き起こすか
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作者名:ワニとトリ | 作成日時:2020年9月4日 20時