出航 ページ42
翌日!
ビビ「お兄ちゃん!起きて!」
ドスッ!!
『ごふっ!!』
朧気な意識の中、突然腹部に重みを感じた
一応と思って分身のスライムに見張りを頼んだから、来るのは分かってたけど、流石にこれはキツい
………ルフィ達にもやられたな
『うぅ、おはよう……ビビちゃん………朝からお元気だね…』
ビビ「だって!お兄ちゃん達、今日出航なんでしょ!そりゃあ元気だし、見送りしたいの!」
純粋な子に育ってくれて、私は感激だよ………!
こんな良い子、連れて行きたい!
コブラさん、許してくれないだろうけども!
『そりゃあ嬉しいなぁ……!じゃあ、お見送り頼んで良いかい?』
ビビ「*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。..。.:*・゜゚・*バァ うん!任せて!」
周りにお花が待ってらっしゃる……!
本当に可愛い!
はやる気持ちを抑えて、ビビちゃんの頭を撫でる
嬉しそうに頬を緩ませて、気持ちよさそうにビビちゃんは笑ってた
コブラさん、あんた凄いよ!こんな子に育て上げるなんてさ!
『それじゃ、もう行こうか。お父さん達、心配してると思うよ?』
ビビ「うん!」
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場所 アバラスタ 港
ユーマ「ビビちゃ〜ん!コーザく〜ん!サヨナラしたくないよ〜!!」
『バカタレ!もう会えないなんて事はないんだから、もう泣き止みな!』
ユーマ「でも〜!!」
『泣いてんじゃねェよ!大の大人が!』
ゴンッ!!と鈍い音がした後、ユーマは頭を押さえてしゃがんだ
皆は驚いていたが、何のことやら←
小船に乗り込んで、確認をする
『よし、特に問題はねェな。ユーマ!そろそろ、出航するぞ!』
ユーマ「分かったよ!今行く!」
ユーマは少し拗ねたように、小船に乗り込んだ
『それじゃあな!皆の衆!またどこかで出会いましょう!』
ビビ「約束だよ〜!!」
コーザ「また稽古してくれよ〜!!」
うん、元気な子達だね
弟妹達を思い出すよ
約束だと言うように、手を振り返す
『フフフッ!ユーマ、次はどこに向かおうか?』
ユーマ「次?ん〜……リュウグウ城?」
『魚人島だね?じゃあ、このまま行きますか!』
ユーマ「ん?このまま?」
『前にも言っただろう?私はウミウミの実を食った、海人間だ!お前の周りだけ、海を退かせば息は出来るようにしてやるから、安心しろ』
ユーマ「それなら、安心だな!」
こいつ、後で殴るか
『それじゃ、行くぞ!』
ユーマ「おう!」
そして、私達は海底へ向かった
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作者名:ワニとトリ | 作成日時:2020年9月4日 20時