そのネズミ、眠い ページ15
過去の世界に来て、早数日
長年生きてきたからか、すぐに慣れた
慣れたけど、気を抜く暇はない
『よし!今日の晩飯は、ワニ飯で十分だな。……昔は龍族沢山居たのにな……』
昔は沢山居た龍族も、元の世界じゃ
最悪だよ、本当……
出来る限り、助けなきゃな
『ただいま〜!』
少年「おかえり!兄さん!」
うん、この子にとっては私は男なんだな……
悲しいわ〜……
まぁ、名前からして男だろうな
誰からでも分かるかァ……
『………少年、僕は悲しいよ』
少年「何で?どうかしたのか?」
『……何でもないよ。
せめてものの配慮だ
こいつの家族だけでも助けなきゃ
感染するようにしてるから、少なくとも家族は救える筈だ
A「やぁ、ユーマさん。今日はワニ飯かい!?」
ここにも約一名、純粋な子が居たわ
昔の私か……
懐かしすぎて、どうしようもないわ
ドカーーーーーン‼
三人「!?」
あぁ、もう始まってしまったか
最悪の事態が………!
A「何だ!」
少年「………っ!」
『………』
少年は、走って家の外へ出た
過去の私も少年を追いかけた
私は家に居た少年の家族を、バックの中へ入るように指示して、その場を去る
この時代の時も、いきなり私が消えやがったからな
私の記憶が正しければ、世界最大の最恐最悪の化け物がこの島を襲ってくる筈だ
『よっと!お〜お〜、ここの方がよく見えるな。あっ居た!』
木の枝に乗って、一番楽な体制で様子を見る
やっぱり、過去の私が少年を庇う体制で戦ってる
周りには、この島に住んでた龍族達が倒れていた
『あの化け物、確か首と頭が弱点だったよな。なら、やる事はただ一つだな!
そう唱えると無数の雷の形をした炎が出てきて、化け物目掛けて飛んでった
あっ、因みにこの技の効力は炎と雷の力があります!
まぁそんな事はどうでもいいんだ
あいつらが無事ならな
とりあえず、私はこれで退散かな?
『……あとは、過去の私に任せるか………何か……眠いし……おやすみ〜………』
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ワニとトリ(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!マイペースで書いていくので、気長に待ってくださると助かります! (2020年11月10日 16時) (レス) id: 2d1c6dcb49 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 面白かったです!! 続きを楽しみに待ってます!!!壁|ョ・ω・`o)ガンバッテッ♪ (2020年11月10日 15時) (レス) id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ワニとトリ | 作成日時:2020年8月25日 18時