「薮家？あぁ、あの９つ子がいるとこか」

我慢しなくていいから…。１ ページ36

大貴side




目覚まし時計が鳴り響く




起きようとしても、起きられない。




朝は苦手な方なんだけど、今日はいつもよりも体が重い




慧「大ちゃーん！そろそろ起きないと！」




大貴「うん、分かってるよ」




布団から出ようとすると、ズキッとお腹に痛みが走った




昨日の夜は、特に変わったものは食べてない筈




光「おーいっ！ご飯だからさっさと下降りて来いよ〜！！」




全然、食欲ない。てか、お腹痛い




でも、いつも通りにしとかないと。




皆に迷惑をかけるのだけは絶対嫌だ





＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊




全「いただきまーすっ！！」




今日の朝ご飯は、トーストと目玉焼きとサラダ




食べれるはず！




パクッといつも通りを装って食べた




侑李「大貴がっつき過ぎ！」




大貴「だって、旨いんだもんっ！」




絶対、残したらダメ。




光にぃがせっかく作ってくれたんだから！




全「ごちそうさまでした〜」




さっきより、悪化した気がする




宏太「大ちゃん？顔、真っ青だよ？どうした？しんどい？」




宏太にぃにだけは心配させたくない





大貴「大丈夫だって！俺、元気なのだけが取り柄なんだからっ！」




宏太「そっ…か。なんかあったら言うんだよ？」




大貴「うんっ！」




ごめんね、宏太にぃ




嘘ついて。




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